続ホストの憂鬱怪談編
おれの住む町には有名な怪奇現象の場所が存在している。
その場所は、薄暗い峠の途中に位置しており、外観は、白い二階建ての民家である。
しかしながら怪談にあげられるのは、民家だけではなく、峠にもいくつかの怪談話がある。
峠の途中に首なし地蔵があるらしく、「らしくといったのはみたことがないからである。」ドライブ中にその地蔵をみつけたカップルが車を降りて、地蔵をみていたら一台の車が追い越していった。
すると、突然ブレーキ音が聞こえ、車が崖を落ちるような音が聞こえてきたそうだ。
カップルは、自分達が先に行っていたら自分達が落ちていたんじゃないだろうかと思い安堵した。地蔵が危険を知らせてくれたのだと思ったそうで感謝の気持ちを伝えようとしたら、地蔵が言ったそうだ。
「あなたたちが死ねばよかったのに」と、まあ、こういった話しがつきものの場所で、有名な肝試しスポットになっている。
では、民家のほうに話しを戻そうと、思う。民家の中は、埃にまみれているし、かびた畳が四方にたてかけられている。
かび臭くて、いかにも嫌な感じのする空間だった。この民家の曰く付き的な話しは、色々あり、家族無理心中が一番多く聞く話であるが、信憑性は薄めとだけいっておくけれど、おれ、この場所には、二度と行かないとだけいっておく。
その日、心霊話が盛り上がったのには、その民家をみんな一度は、訪れたことがあったからだろう。
車の中にいないはずの女性が客の隣に乗っていたという話ではあったのだけれど、先輩の民家の話が一番怖いはなしであった。
ある有名なボーイズバーの店員が、店長と、賭をしたという。
まるいちにち、あの家にいればなんぼか銭を渡すという賭。かれは賭に乗って一人で家に入っていったそうだ。
朝迎えにいくと、店長は言い残して、店に戻り営業をはじめていたそうだ。何かしらあれば電話をかけてくれといっていたので、店長は、何事もなく、朝まで営業をつづけた。
営業が終わり、店長は、彼を迎えに行くと、かれは部屋の隅っこで、携帯を握りしめ口から泡をふいて、死んでいた。
彼の表情はなんとも言えない顔をしていたらしいのである。
心霊話を昔からよくしていたのだけれど、誰かが亡くなるという話しを聞いたのは、初めてで衝撃的だった。まして、同業で、その店に知り合いもいたため信憑性は、かずある民家の曰く付き的なはなしのなかでもっともあるのである。
その民家は、何回か、解体されそうになるが、必ず解体作業員に何かしら事故がおこり、取り壊しを断念したらしい。
うちの近くにある、神社も取り壊しが決まったのだけれど、やはり作業員に事故があり、取り壊しを断念している。
そういったスポットって意外と近くにあるものだとつくづく思った夏の日である。
その場所は、薄暗い峠の途中に位置しており、外観は、白い二階建ての民家である。
しかしながら怪談にあげられるのは、民家だけではなく、峠にもいくつかの怪談話がある。
峠の途中に首なし地蔵があるらしく、「らしくといったのはみたことがないからである。」ドライブ中にその地蔵をみつけたカップルが車を降りて、地蔵をみていたら一台の車が追い越していった。
すると、突然ブレーキ音が聞こえ、車が崖を落ちるような音が聞こえてきたそうだ。
カップルは、自分達が先に行っていたら自分達が落ちていたんじゃないだろうかと思い安堵した。地蔵が危険を知らせてくれたのだと思ったそうで感謝の気持ちを伝えようとしたら、地蔵が言ったそうだ。
「あなたたちが死ねばよかったのに」と、まあ、こういった話しがつきものの場所で、有名な肝試しスポットになっている。
では、民家のほうに話しを戻そうと、思う。民家の中は、埃にまみれているし、かびた畳が四方にたてかけられている。
かび臭くて、いかにも嫌な感じのする空間だった。この民家の曰く付き的な話しは、色々あり、家族無理心中が一番多く聞く話であるが、信憑性は薄めとだけいっておくけれど、おれ、この場所には、二度と行かないとだけいっておく。
その日、心霊話が盛り上がったのには、その民家をみんな一度は、訪れたことがあったからだろう。
車の中にいないはずの女性が客の隣に乗っていたという話ではあったのだけれど、先輩の民家の話が一番怖いはなしであった。
ある有名なボーイズバーの店員が、店長と、賭をしたという。
まるいちにち、あの家にいればなんぼか銭を渡すという賭。かれは賭に乗って一人で家に入っていったそうだ。
朝迎えにいくと、店長は言い残して、店に戻り営業をはじめていたそうだ。何かしらあれば電話をかけてくれといっていたので、店長は、何事もなく、朝まで営業をつづけた。
営業が終わり、店長は、彼を迎えに行くと、かれは部屋の隅っこで、携帯を握りしめ口から泡をふいて、死んでいた。
彼の表情はなんとも言えない顔をしていたらしいのである。
心霊話を昔からよくしていたのだけれど、誰かが亡くなるという話しを聞いたのは、初めてで衝撃的だった。まして、同業で、その店に知り合いもいたため信憑性は、かずある民家の曰く付き的なはなしのなかでもっともあるのである。
その民家は、何回か、解体されそうになるが、必ず解体作業員に何かしら事故がおこり、取り壊しを断念したらしい。
うちの近くにある、神社も取り壊しが決まったのだけれど、やはり作業員に事故があり、取り壊しを断念している。
そういったスポットって意外と近くにあるものだとつくづく思った夏の日である。
続ホストの憂鬱
初夏。おれは、店をやめることにした。不満とか疑念とか、やり場のない感情が膨れ上がって膨張したとかではなくて、やめざる得ない事がおこってしまったためである。辞めたいという思いもあったのは事実だけれども、この事がなければやめていなかったとも思う。
今日は、おれの誕生日である。ホストの誕生日とは、ちょっとしたイベントでもあった。店側からしたらお客を呼ぶかっこの餌でもある。祝いだからきてあげて。とか、おれを祝う気なんてひとつもないのだけれども、お客を呼びやすい一日には違いなかった。
当然、付き合いのある同業種も店の付き合いで、きてくれたりもする。特別、仲のいい同業の友達もきてくれた。
ちなみとるみは、来なかったけれど。ちなみとの関係は、口論を飛び越えて冷戦状態で、メールのやりとりは、していたけれど、会う回数は、月に二、三度程度だった。それでも会えばキスぐらいはしていたし、家に泊まることもあった。必死にしがみついてるだけなのだけれど、事実、何にしがみついてるのかはわからなかった。
身につけもしないアクセサリーを捨てることができないだけだったんだろう。
るみが来なかった理由は、人が多くて会話できそうもないといった。確かに目当ての物が手に入らないとわかりつつ並ぶものもいないだろうとおもう。徒労におわるのはいやものだ。
リサは年下ながらもこの世界に精通していたので。普通に祝いにきてくれていた。リサが精通しているのは、おれの他に他店の者と付き合っていたからだった。
リサにその彼と別れておいでというと、うん。と、出かけていき、別れてもらえなかったといった。「お腹殴られたよー」って店に帰ってきたときには、居合わせた従業員一同、思ったことだろう。
このこはバカなんだ。ってそう思ったに違いない。リサからしてみても、ホストなんて遊びだからって、割り切った考えをしていたのだろう。遊びなれてるとしかいいようがなく、おれも、その彼とのことを追求することはなかった。
誕生日で普段よりも、忙しいということは、当然のことながら飲むお酒の量も増えるということで、当然ながらにして、直人は乱れていく。
営業中に、一度だけちなみに電話をいれる。ちなみが家に帰っているか確かめるため。毎日の日課で縛り続ける行為だった。
まったくもって、ちなみを信用していない証拠。
営業中は直人もおとなしくしていたのだけれど、直人が暴れ出したのは、営業終わりに、行った、ファーストフード店だった。
おれはリサとともに営業終わりに、飲みに行った。何故だか知らないが直人もそれについてきたのである。この頃、直人は、気持ち悪いくらいに、おれに、べったりまとわりついていた。
夕方からかかさずに電話を掛けてきては、どこにいるのかとか、何時に店にくるのかを必要以上に聞いてくる。
ちなみでさえ、きもちわるいねって、いうぐらい。
ファーストフード店で、直人は、突然、家庭の話しをはじめた。
「おれ、弟と妹がいるんだけれど、二人とも施設に預けてて、今から迎えに行くからついてきて」深刻な顔して、とんでもないことをいったのである。
おれと、リサは、当然とめた。酔った勢いで決める事でもってないし、家だって、弟達の面倒をみる経済力だってないのだから。
すると、突然暴れ出したのである。物を知らないお客に投げつけたり、店内のガラスのショーケスを割ったりと、もう手のつけようのない有様だった。
無理やり店内から連れ出してみると、次はおれに、暴行を働く始末で、直人は仕切りに警察を呼べとさけんでいた。
殴られつつ、リサと、どうしようかと会話した。リサは、一言「警察呼んであげたら、とまりそうもないし」と、言った。
仕方がないが通報をした。正直いって、通報したことを後悔した。
「はい、こちら警察、事故ですか?事件ですか?」女性の声だった。
「あー殴られてまして」
「え、今殴られてるんですか?」
「そうです」直人はオラァと、言いながら殴りつけてくる。
「命の危険はありますか?ナイフとか、もってますか?」
正直に言って、おれは、あきれ果てた。このながなが説明している状況に。もし、直人がゴリラなみの怪物なら、或いは死んでいるかもしれないし、警察も聞く暇あるなら止めに来いって思った。
だからおれは、「もういいです」と言い電話を切り、殴り疲れてヨレヨレになった所を見計らって、直人を置いて、リサとタクシーにのり、リサの家に帰った。
これをきっかけにして、おれは、店をやめることにした。言い分の違いによるのどけれど、直人は殴った理由を正当化するために、おれが営業中に電話で長話ししたので、注意した。だから殴ってしまったとマネージャーに言ったのだった。
結局のところ、どちらの方をもつこともしなかった店の対応に、あきれ果てたのだった。
怪我は全治三週間。鞄で耳を殴られた時に、鼓膜がやぶれてしまっていた。
怪我が治ると、おれは、すぐさま、まさと違う店に入店した。大きなチェーン店に。男の店四女の店九店舗もある系列店に。友達の紹介で。
職種は、ボーイズバーなのだけれども、やることは、ホストと同じである。
続
今日は、おれの誕生日である。ホストの誕生日とは、ちょっとしたイベントでもあった。店側からしたらお客を呼ぶかっこの餌でもある。祝いだからきてあげて。とか、おれを祝う気なんてひとつもないのだけれども、お客を呼びやすい一日には違いなかった。
当然、付き合いのある同業種も店の付き合いで、きてくれたりもする。特別、仲のいい同業の友達もきてくれた。
ちなみとるみは、来なかったけれど。ちなみとの関係は、口論を飛び越えて冷戦状態で、メールのやりとりは、していたけれど、会う回数は、月に二、三度程度だった。それでも会えばキスぐらいはしていたし、家に泊まることもあった。必死にしがみついてるだけなのだけれど、事実、何にしがみついてるのかはわからなかった。
身につけもしないアクセサリーを捨てることができないだけだったんだろう。
るみが来なかった理由は、人が多くて会話できそうもないといった。確かに目当ての物が手に入らないとわかりつつ並ぶものもいないだろうとおもう。徒労におわるのはいやものだ。
リサは年下ながらもこの世界に精通していたので。普通に祝いにきてくれていた。リサが精通しているのは、おれの他に他店の者と付き合っていたからだった。
リサにその彼と別れておいでというと、うん。と、出かけていき、別れてもらえなかったといった。「お腹殴られたよー」って店に帰ってきたときには、居合わせた従業員一同、思ったことだろう。
このこはバカなんだ。ってそう思ったに違いない。リサからしてみても、ホストなんて遊びだからって、割り切った考えをしていたのだろう。遊びなれてるとしかいいようがなく、おれも、その彼とのことを追求することはなかった。
誕生日で普段よりも、忙しいということは、当然のことながら飲むお酒の量も増えるということで、当然ながらにして、直人は乱れていく。
営業中に、一度だけちなみに電話をいれる。ちなみが家に帰っているか確かめるため。毎日の日課で縛り続ける行為だった。
まったくもって、ちなみを信用していない証拠。
営業中は直人もおとなしくしていたのだけれど、直人が暴れ出したのは、営業終わりに、行った、ファーストフード店だった。
おれはリサとともに営業終わりに、飲みに行った。何故だか知らないが直人もそれについてきたのである。この頃、直人は、気持ち悪いくらいに、おれに、べったりまとわりついていた。
夕方からかかさずに電話を掛けてきては、どこにいるのかとか、何時に店にくるのかを必要以上に聞いてくる。
ちなみでさえ、きもちわるいねって、いうぐらい。
ファーストフード店で、直人は、突然、家庭の話しをはじめた。
「おれ、弟と妹がいるんだけれど、二人とも施設に預けてて、今から迎えに行くからついてきて」深刻な顔して、とんでもないことをいったのである。
おれと、リサは、当然とめた。酔った勢いで決める事でもってないし、家だって、弟達の面倒をみる経済力だってないのだから。
すると、突然暴れ出したのである。物を知らないお客に投げつけたり、店内のガラスのショーケスを割ったりと、もう手のつけようのない有様だった。
無理やり店内から連れ出してみると、次はおれに、暴行を働く始末で、直人は仕切りに警察を呼べとさけんでいた。
殴られつつ、リサと、どうしようかと会話した。リサは、一言「警察呼んであげたら、とまりそうもないし」と、言った。
仕方がないが通報をした。正直いって、通報したことを後悔した。
「はい、こちら警察、事故ですか?事件ですか?」女性の声だった。
「あー殴られてまして」
「え、今殴られてるんですか?」
「そうです」直人はオラァと、言いながら殴りつけてくる。
「命の危険はありますか?ナイフとか、もってますか?」
正直に言って、おれは、あきれ果てた。このながなが説明している状況に。もし、直人がゴリラなみの怪物なら、或いは死んでいるかもしれないし、警察も聞く暇あるなら止めに来いって思った。
だからおれは、「もういいです」と言い電話を切り、殴り疲れてヨレヨレになった所を見計らって、直人を置いて、リサとタクシーにのり、リサの家に帰った。
これをきっかけにして、おれは、店をやめることにした。言い分の違いによるのどけれど、直人は殴った理由を正当化するために、おれが営業中に電話で長話ししたので、注意した。だから殴ってしまったとマネージャーに言ったのだった。
結局のところ、どちらの方をもつこともしなかった店の対応に、あきれ果てたのだった。
怪我は全治三週間。鞄で耳を殴られた時に、鼓膜がやぶれてしまっていた。
怪我が治ると、おれは、すぐさま、まさと違う店に入店した。大きなチェーン店に。男の店四女の店九店舗もある系列店に。友達の紹介で。
職種は、ボーイズバーなのだけれども、やることは、ホストと同じである。
続