大分前のことになるのですが、家から徒歩1分ほどの所にあった創作和食ダイニングのお店が移転しました。
潰れてしまったわけではなく、他の場所(もっと立地のいい場所)でやっているとのことでしたので、それは良かったのですが、何となく寂しい思いもあります。
そのお店は薬膳料理を売りにしており、野菜をふんだんに食べさせてくれました。
初めてかぼちゃを一口食べた時、思わず驚いてしまうほどおいしかったことを覚えております。
肉料理も大変おいしく、量も多く店の人も素晴らしい人でした。
さらに感動したのは、お会計の際、おつりを(880円の代金なら120円)予め用意しているというところでした。
ランチでしたら1000円を出すお客さんが多いでしょうから、考えたら分かることなのですが、今まで行った店ではそのようなことをしている店員さんは見たことありませんでした。
お客さんの支払いのパターンを知り、あらかじめ準備しておく、という些細な行為の裏に、ご夫婦が日々お客さんの為に心を砕いている様子が伺われ、やはりこの店は素晴らしいと感じたものでした。
家庭教師としての私の授業も、「考えたら分かる」を形にしていきたいと思います。
10年もやっていれば、問題集を順番に解説するだけでは志望校に届かない生徒が多数いるのは誰でも分かります。
授業内容も工夫の余地は無限にあります。
また、プランの問題、モチベーション、親子の関係、「できない」という思いこみ、など解決しなければならない問題は多数あります。
それらの一つ一つに適切な対処法を提案できるようにスキルを磨き続けるのが私の仕事であり、楽しみなのです。
そのお店は私にそんなことまで考えさせてくれました。