名古屋市中心部の老舗百貨店「丸栄」が6月30日で閉店します。
(6月21日撮影)
ブロ友さんが店内の様子をアップされていましたので、おいらも早速この日
お別れ撮影に行ってきました。
丸栄は、1615年創業の名古屋の呉服店「十一屋」と、1937年に名古屋に
進出した京都の丸物百貨店がつくった百貨店「三星」が源流。
「栄で丸く栄える」という願いを込めて丸栄の名を付け、名古屋では1611年創業の
松坂屋に次ぐ百貨店。
昭和の美人画家として戦後一世を風靡した洋画家「東郷清児」が描いたエレベーター扉絵。
休止中でしたが扉が開いたので飛び乗りました。
エレベーター内には撮影禁止表示が、シャッター押してから気が付いて。
この日は中古カメラ用品のさよなら大バーゲン、熱気ムンムン。
丸栄は戦後、名古屋の百貨店でいち早くエスカレーターを設け、新しい陳列手法の
オープンディスプレーも導入して評判に、50年代後半には西日本一の店舗面積を誇り。
名古屋市内の主要百貨店は戦後、松坂屋と丸栄、オリエンタル中村(現名古屋三越)、
名鉄百貨店の4社体制が続き、1980年の三越進出後は各社の頭文字を取って
「4M」と呼ばれ。
バブル崩壊後は92年をピークに売り上げが減少、2000年のジェイアール名古屋
高島屋開業で競争は激化。
テナント型店舗への転換を進め立て直しを目指したが業績は低迷、建物も
老朽化しており、6月30日の閉店を決定。
跡地は周辺ビルを含め複合施設として再開発する計画、「さらば丸栄」。