フルマラソンサブ3.5達成術(その4) | Around315ランナーの日常 ~attokoの日記~

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フルマラソン3時間5~25分くらいのランナー「attoko」の日記です

 

  フルマラソンで好記録を目指すために必要な要素

  

 A. 練習内容

 

 B. 大会前~大会当日の準備/実践

 

 

  フルマラソン後半のペースアップを目指して

 

ここからは

後半ペースアップできる確率を上げるための方策について

お話ししていきます

 

 

当日の調子を「心拍数」で確認する

 

 大会当日に、常にベストなコンディションで走れるとは限りません

 内的要因と外的要因によって、ベストからどの程度落ちるのか決まってきます

 

  内的要因:睡眠環境/時間、食事内容、移動時間、等

  外的要因:天候/気温などの気象条件、コース内容(アップダウンなど)、等

 

 内的要因は自らある程度コントロール可能ですが

 外的要因はコントロールできないので、残念ながら運次第ということになります

 

 

 そんな中で、外的要因も含めた当日の調子を計る方法として

 「当日走り出したときの心拍数」があります

 

 同じペースで走るなら心拍数はいつも同じ、ではなく

 調子次第で心拍数は変わってきます

 当然ながら低い方がよくて、最高値までの間が多い方が余力があるという見方ができます

 睡眠時間が短かったり、気温が高かったりと、条件が悪くなると

 心拍数は上がっていることが多いです

 

 「心拍数」で確認する理由は

 心拍数はリアルタイムに調子を表してくれるからです

 

 楽にスタートしたキロ5分が、後々にきつくなってきたとき

 実はスタート時の心拍数が通常より高かった、ということがあるんじゃないかと思います

 このように、当日の調子は「感覚」では感じ取れないことが多いので

 心拍数で見るほうが正確さが勝ります

 

 

 自身にとって、走行ペースに対するベストな心拍数がどの程度か

 普段の練習である程度は把握できても、

 大会当日の心拍数は、大会でしか確認することができません

 

 大会ではどうしてもテンションが上がってしまうものなので

 いつもと異なる心拍数の数値になりがちです

 過去のフルマラソンのデータで

 走り始め時の心拍数とその後の展開(落ちたか落ちてなかったか)を確認していただいたり

 今後の大会で、意識していってもらえればと思います 

 

 

低出力を「鼻呼吸」で実現する

 

 本当はもっと速く走れるのに、フルマラソンの序盤は我慢しなければならないです

 自分の感覚で出力の加減をコントロールするのは難しいので

 「呼吸法」でコントロールするというのがこの方法です

 

 鼻呼吸だと、口呼吸に比べて吸い込む量が少ないので

 取り込める酸素の量が少なくなり

 使える力も少なくなります

 なので、出せる速度も限られるというわけです

 

 使える力を残しておけるので

 後半に口呼吸に切り換えることで、ペースアップが叶います

     

 
 

  (参考)attokoサブ3.5「失敗」時のレース展開紹介

 

2016.12.04 湘南国際マラソン 自己ベストから2週間後

 

 
初サブ3.5から3週間後のつくばマラソンで、当時自己ベスト3時間18分48秒
その2週間後ということで、さらなる記録更新を見据えていました
 
ただ、3時間18分の平均ペースのキロ4分40秒で走り始めるも
その時点で心拍が、いつもの走り始めより高め
 
 ・つくばマラソンの2キロ目の心拍 153bpm(キロ4分51秒)
 ・湘南国際マラソンの2キロ目の心拍 169bpm(キロ4分34秒)
 
ちょっとペースが速いにしても、高過ぎ
それを感じ取って、その後はキロ5までペースを落とすも
30キロ以降ペースダウン
 
原因は、スタート前の準備が不十分だったと過去の記事で書いてますが
他の要因もあったかもしれなく、全体的に調子がいまいちだったかもしれません
 
 
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2019.01.27 勝田全国マラソン 自己ベスト更新したシーズンの年明け初戦
 
 

 

30キロまではロスがありつつ、まだサブ3.5は狙えるタイムでしたが
そこからはじわじわとペースダウン
最後のラストスパートもほぼ叶わず、ダメダメでした
 
原因は、練習不足
前年の11月末の大阪マラソンで自己ベスト更新をしてから
12月はそれでも200キロ(フル大会2回含め)でしたが
1月がわずか60キロ(ハーフ大会1回含む)での大会参加
 
自己ベスト更新して、少々気が抜けていたんだと思います
このときも、序盤から心拍が高めに推移していました
(3キロ目の心拍 170bpm(キロ4分53秒))
 
 
 
次回へ続く