フルマラソンサブ3.5達成術(その3) | Around315ランナーの日常 ~attokoの日記~

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フルマラソン3時間5~25分くらいのランナー「attoko」の日記です

 

 

 

 

  フルマラソンで好記録を目指すために必要な要素

  

 A. 練習内容

 B. 大会前~大会当日の準備/実践

 

今回は、B.大会前~大会当日の準備/実践について書いていきます

 

 

 

  サブ3.5を達成するための大会前準備

 

脚の疲れは、とれたと思っても実はとりきれていないことが多く

20キロ程度では表面化しなくても

それ以降で表面化することがあります

30キロ以降の失速を防ぐには

距離に慣れることではなく、見えない疲労を抜くこと

これに尽きます

 

 

1週間前~前日

 

 疲労抜き期間です

 キロ6で10キロを、2日に1回程度にとどめましょう

 レースペースを体験しておかないと不安な方々もいると思いますが

 疲れがたまるデメリットしかありません

 (サブ3.5レベルでは、です)

 

 巷で言われるカーボローディングは必要とは思いませんが

 ウォーターローディングは、実践してみましょう

 

 ウォーターローディングのメリット・注意点など

 

 前日は、ジョグまではいかなくても

 多少は体を動かすことをしておくほうがよいです

 丸一日体を動かさずにいると、その状態に慣れてしまいがち

 前日入りする大会なら、前日に少し観光するくらいでよいと思います

 

 

当日スタート前

 

 スタート前の食事

  よく、○○時間前までにと言われますが

  消化スピードとレース中の内臓系の強さは個人差があるので

  普段の練習時から試行錯誤して、自身の問題ない時間間隔を見つけてもらえればと思います

 

 レース前の準備運動

  自分もまだ試行錯誤中なので、これがいい!と言い切れるものはありません

  ただ、心拍を上げる運動をしておく

  スタート後、楽にレースに入れると思います

 

  自分が過去、数年にわたってシーズンベストを出せていた「つくばマラソン」では

  最寄り駅から会場まで2キロ以上の道のりを、徒歩で向かっていました

  いま思えば、楽にこなせる「徒歩」という運動を

  そこそこの時間続けることで、立派な準備運動になっていたかもしれないです

 

 

 

  サブ3.5を達成するためのレース展開

 

  

 

 サブ3.5のペーサーがいるかいないかで、シナリオは大きく変わります

 

 ペーサーがいる大会
  → とにかくついていくだけ
    自らペースを考えて走る必要がなくなるので、メンタル面で楽できます
    大集団になりやすい走域なので、可能ならペーサーの直後を確保することが重要
    そうすると給水面で混雑に巻き込まれない可能性が高いです
 
 ペーサーがいない大会
  → 極力キロ4分55秒平均を上回らないこと
    アップダウンが多いコースでは、1キロごとではなくまとまった間隔で確認
    5キロ24分30秒、10キロ49分が目安
 
    キロ5分平均でも慌てることはないです
    以下に示すように、レース後半次第で達成可能です
    そのために脚売り切れ状態を防ぐ、これがマラソンで一番重要です
    終盤でもまだ走れるという状態であれば、ペースは上げられます
    その2の記事で書いた練習ができていることで、終盤のペースアップが叶います
 
    キロ5分で巡行した場合のサブ3.5のシナリオ
    ① 35キロまでキロ5維持、そこからキロ4分50秒にペースアップ    
    
 
    ② 30キロまでキロ5維持、そこからキロ4分55秒にペースアップ
    
 
    ギリギリですが、こんなペース推移でもサブ3.5は可能で
    脚さえ残っていれば、さらに最後のラストスパートも可能です
 
    ③ 40キロまでキロ5維持、ラストスパートでキロ4分30秒
    
 
    極論ですが、40キロまでキロ5分であっても
    ラスト2.195キロを10分以内に走れればサブ3.5達成です
    
 
    いずれにしても重要なのは、「脚を溜めることを意識して、我慢すること」
    
 
 

  (参考)attokoサブ3.5時のレース展開紹介

 

2016.10.30 富山マラソン 初サブ3.5

 

 
出来過ぎの3時間25分切りでしたが
30キロまではキロ4分56秒平均でした
最初が速くなってしまっていたのは、このシーズン初戦ということで
少々テンションが上がってことが原因でしたが
その後はじっくりと我慢できたレース
 
最後は予想以上に上げることができて
生涯の中でも記憶に残る、会心の内容でした
 
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2018.04.15 かすみがうらマラソン 前半1時間45分台でサブ3.5
 
 
中間地点までに1時間45分48秒と、前半で早くも48秒のロス
ただそこからジワリジワリと巻き返し
最終的には3分の余裕残し
 
 
 
 
次回へ続く