与那国フィールドノート -98ページ目

今日はヨナグニサン観察会

今朝は残念なことにキンバトが窓ガラスにぶつかって死んでいました。

ヨナグニサンを観察に行く前に児童らに見てもらいました。
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彼らにとってハトとは、台湾からやってくる落ちこぼれレース鳩のようです。

初めて見て触れるキンバトに興奮気味。

深緑の羽毛に赤いクチバシが、とても印象なハトです。


キンバトは国指定天然記念物。

しかるべき手続きをしたのち、貴重な資料として活用してゆくことを説明しました。


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学校林内でヨナグニサン成虫を発見!


オスかな、メスかな。
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これまで、羽化したばかりのメスのもとへボロボロになったオスが飛来し、交尾をしている場面を何度も見てきました。

だからでしょう、翅が破れているからオス!との声が聞こえました。

君たち、落ち着いて特徴を観察しようねっ!


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羽化済みかどうか、繭をひとつひとつ確認していきます。

先週は教室に戻った後、ハサミを使って切り開いてみたそうです。

すると、きれいにそっくり形の残った蛹の羽化殻が出てきて、感激したようです。


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こちらの空繭からは、長い触角のようなものが飛び出しています。


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コバネコロギスが潜んでいました。

コオロギとキリギリスの中間のような姿で、成虫になっても翅は痕跡程度にしかありません。

夜行性で肉食性。昼間は枯れ葉の中などに潜んでいるだけでなく、ヨナグニサンの空繭も隠れ場所としてよく利用しています。

空繭も生きた繭も外見上はほとんど見分けがつきません。

頻繁に利用しているということは、蛹を食べる目的で繭にもぐりこむ可能性もあるのではないかと思っています。


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蛹の間にまた新芽が展開して、そこに羽化してきた成虫がまた卵を産みつけていきます。


孵化してるのもいるさぁ~!
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卵殻を食べている1齢幼虫を観察しました。

ゴールデンウィークと重なってしまって、この場面だけは見逃していたんだよね。

よかった!


今日はほかにも色々な生き物を観察しました。


ナナホシキンカメムシ。

騙して掴ませる。
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くっせえ~!


ミナミヤモリ。
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おうちでケッ、ケッ、ケッ・・・と鳴いているのとは違う種類だよ。

与那国島に生息するミナミヤモリはよそに比べてデカイ。


パッチン、パッチン、ノブオオオアオコメツキ。

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世界で与那国にしかいないんだぜ!

だけど名前が覚えられない・・・。


ヤエヤマサソリ。
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そうそう、何でも触ってみれ、どーもせん!


















終齢幼虫に食いつくされて丸坊主になっていたフカノキ。

最近よく目にするチョウ。

葉かげに逆さまの姿勢でとまるチョウを見つけました。
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ヤエヤマムラサキです。

強烈な日差しを避けるため、それもあるかもしれませんが、普段から逆さまの姿勢を好むチョウです。


ウスキシロチョウが勢いよくオオイワガネの葉の茂みに飛びこみました。
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目ざとく黄変した葉を選んだところはさすが!


オオイワガネといえばヤギが好む、ではなくヤエヤマムラサキの食樹です。

島内いたる場所に豊富に生え、ヤエヤマムラサキの発生を支えています。

しかし、やがて来る冬が彼らの定着を許しません。

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いかにも八重山代表のような名がついていますが、ヤエヤマムラサキは東南アジア方面からやってくる迷チョウなのです。

渡ってきては発生を繰り返し、やがて冬が来ると絶えてしまう、そんなことを数十年来続けています。


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ウスキシロチョウは琉球では迷チョウとの扱いは受けていません。

でも、与那国島では土着種ではなく、迷チョウだと思います。

夏になると急激に個体数が増える時があり、しばらくすると、またほとんど見かけなくなってしまいます。

偶然やってくるのではなく、意志を持って?集団で与那国へ渡ってきて、また分散、通過していくのではないでしょうか。

経験からそのような印象を持っています。

台湾

昨夕、北牧場にて。
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西の海上に台湾が浮かび上がった。


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日本最後の、与那国島の日の入り。


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5日目の月。


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久部良の自宅へ帰る途中、桃原地区を通る県道から。