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キシノウエトカゲ調査

2日間に渡って、国、県の文化財担当の方と、キシノウエトカゲの調査を行っていました。

与那国島で「バガドゥ」と呼ばれるキシノウエトカゲは、国指定の天然記念物です。

先島諸島の多くの島々に分布していますが、ネズミ駆除のためにイタチが導入された島では、とても数が少なくなっています。

与那国島では低地から山地まで、現在でも比較的多くの個体が生息しています。


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成体は、春には日向ぼっこっをしている姿をよく見かけます。

ところが夏場は茂みの中にいてなかなか姿を見せません。

日光浴などしなくとも、気温が高く、活動に十分な体温が常に維持できているからでしょうか。


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かわりによく見かけるのがこちらのトカゲ。

成体とは別の種類のように見えますが、じつはキシノウエトカゲの幼体です。


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キシノウエトカゲの繁殖期は春3~4月頃。

そして初夏から夏にかけては、尾が青く、体長12~15㎝の幼体を見るようになります。

夏の暑い時でもチョロチョロ路上に出てきます。


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青い尾を根元からムチのようにしならせ、回転させます。

尾の青みがなくなった成体では見られない行動です。

自切することができるので、天敵の気を引くための行動でしょうか。


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今日調査を行った森林地帯の林道は、どちらかといえば、イシガキトカゲが好みそうな環境です。

イシガキトカゲはキシノウエ幼体にそっくりな姿のトカゲ。

八重山のほとんどの島に生息していますが、残念ながら?幸いにも?与那国島には分布していません。

だから調査は悩むことなく、スムーズに進んで行きました。

ヨナグニサン近況

7月23日撮影。
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少ないながらも羽化は続いています。

卵もたくさん見つかります。

幼虫の成長にバラつきが出てきました。

的は絞りにくいけれど、今はいろいろなステージを観察することができます。

久部良豊年祭 ~当日~

午前9時から祈願は始まりました。

1セットの供物を乗せた御膳をそれぞれ13ずつ、さらに「ス」を乗せた御膳を2つずつ、7回の祈願のたびに取りかえるので大変です。

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1回目。

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すべての供物を取りかえて。

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2回目。

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久部良公民館が行った行事や、久部良でのもろもろの出来事、小中学生の活躍まで、ひとつもらさず報告していきます。

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3回目。


次、次っ!
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たいぐ、たいぐっ!(早く、早くっ!)


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4回目。


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今、何回目?


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5回目ですよ。


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酒、線香もその幾度新しいものに。


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6回目。


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最初に供えたカンナ(蟹)とヒル(にんにく)が再び登場しました。

使い回しではありません。

すべて未使用品!

だから大量の供物が必要、大変なのです。


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7回目、最後の祈願です。


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無事に祈願を終えることができました。


祝いの席で最初に舞われる舞踊、ミティ唄。
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杯、御神酒、供物が手渡され、

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御神酒が順に来賓へ渡ってゆきます。

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しめは与那国独特の巻き踊り、ドゥンタ。

じつは初めての司不在の豊年祭でした。

今後、島の行事はどう変わってゆくのでしょう。


おわり