与那国フィールドノート -7ページ目

ソメモノカズラ

縁あって、「よなかま図鑑」というのを作らせてもらった。

与那国の仲間、よなかま。

ヨナグニミナミボタル、ドナンコバンノキ、ヨナグニカモメヅル・・・

調べたくても、市販の一般向け図鑑では載っていない種を多く取り入れた。

そもそも与那国では、身近な動植物でも、普通の図鑑には載っていないことが、当たり前。

それを少しでも補いたいとの思いがあった。



これは、特に与那国島に限った植物ではないが、ソメモノカズラ。

藍色の染料が取れることから、その名がある。

よなかま図鑑では、与那国では染色に使うという話は聞いたことがありません、と、解説に書いた。


ひと月ほど前、それほど親しくもないオバアが、よたよたと歩きながら訪ねてきた。

アンタの作った図鑑に載っているソメモノカズラはどこにあるか?

と言う。

仏頂面のオジイに連れられてくるものだから、また怒られるのかと思ったよ。


オバアは機織りをしていて、絹糸の染色もしている。

よなかま図鑑見てくれたんだね。

ソメモノカズラは与那国島では、あまり多くない。

今度、おうちに届けるよ、と約束した。


届けてから、数日後、またよたよたと歩きながらオバアが訪ねてきた。

オバアが嬉しそうに手にした絹糸は、藍色に染まっていた。

僕も嬉しかった。



ツルラン

強烈な日差しを避け森に入る。


与那国フィールドノート

ツルランの花に出合った。

アオイボクロ

いつの間にか葉が枯れ、花が咲いたアオイボクロ。


与那国フィールドノート

この花もすぐに枯れ、また新葉が展開する。

葉のある時期に自生地を確認しておかないと、

タイミング良く花を観察するのは難しいかもしれない。