与那国フィールドノート -52ページ目

土に還るリュウキュウツチトリモチ

林内に腐敗したバナナのような、甘ったるい匂いが漂う。

匂いのもとは足もとから。

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リュウキュウツチトリモチが黒ずみ、土に還りつつあった。


あんなに可愛らしかった姿が醜く溶けてゆく・・・。
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また今度の冬、会いましょう。

巨大ムサシアブミ

与那国島での自生地は少なく個体数も少ないムサシアブミ。

2月14日、ビロウ林の斜面を這い上っていくと、広範囲に多数自生する場所を見つけた。
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与那国島では割と自生地が限られ、個体数も多くないサトイモ科の植物だ。


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驚いたのは、どれも大型なこと。

これなど驚愕のサイズだ!
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後方のクワズイモは標準サイズ、手前のムサシアブミは小葉の長さが40㎝以上もある。


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仏炎苞も、これまで与那国では見たことがない紅紫色に色づいていた。

シマフジバカマ

石灰岩の隙間から、シマフジバカマが湧き出すように葉を広げていた。
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昨年10月、この植物を研究している方を一帯に案内した。

ありますよ、普通に・・・!

得意げに案内したのだけれど、まったく見つからなくて冷や汗をかいた。


それが今では、生命力に満ちた姿を見せている。
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葉の間からは突き出した無数の枯れ茎が見える。

10月には地上部は枯れていたのだろう。

そんなの知らなかったよ!


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蕾もつき始めていた。

花には各種の昆虫類が集まり、とくにマダラチョウの類が好む。

今年は花期が終わった後の動向を注意しなければ。


10月に花盛りだったショウキズイセンも今はごらん通り。

全く別の植物のようだ。与那国フィールドノート

さらに初夏になると、地上部はいっさい消えてしまう。

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不思議だねえ、植物の世界は。