ヤツガシラ
相変らずの天気だ。
2月27日、北牧場へ出かけた。
そろそろ与那国馬は出産シーズンだが、仔馬の誕生は確認できなかった。
春の渡りが始まっているのが実感された。
地上にツメナガセキレイが群れ、空を切るようにツバメが舞っていた。
ヤツガシラにも出会った。
特徴的な姿は認知度も高い。
「ヤツガシラを見た!」
すでに島人から数件の情報を頂いている。
場所を移してヤエヤマスズコウジュの開花状況の確認に向かった。
ごらんの有様で、ほとんど花は咲いていない。
沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類。
与那国では海岸ばたに普通のシソ科植物だが、国内では琉球の数島に分布が限られ、個体数も少ない。
国外では台湾・緑島に分布する。
2月23日、南牧場にて。
たとえ雨が降っていなくとも、ご覧の通りの空模様。
ヤエヤマスズコウジュ、ヒメキランソウ、シママンネングサなど、春を彩る植物の成長が思わしくない。
開花が遅れそうだ。
開花のピークは過ぎ、莢果が目立ち始めた。
年々勢力を増しつつあり、埋め尽くされそうな一帯が何箇所か見受けられる。
このまま放置すれば、餌不足が起こる可能性がある。
放牧を維持するには、花期から莢果が熟さない今のうちに駆除する必要がある。
サカキカズラの花から吸汁するのは、え~っと、ヒメアカホシホシカメムシかな?
近ごろ、個体数が少なく、久しぶりに会う虫の名前が浮かばないことが度々。
ぼくの虫離れが進んだのか、それとも老化が進んだのか・・・。
ハマサルトリイバラの花
サルトリイバラ類の花はたくさん撮っているのだが、最近になって、どれも雄花ばかりであることに気づいた。
そもそもサルトリイバラ類が雌雄異株であることを知らなかった。
今年は撮りこぼしを意識して拾っていこうと思う。
しかし探してみると、雌株って少ない。
今の季節、花はよく見かけるが、ほとんどが雄花なのだ。
ハマサルトリイバラの雄花。
花粉を被った雄蕊が1花に6本ずつ、ツンツン出てる。
あった、あった、ようやくあった雌花!
雌蕊は柱頭の先が三つに分かれて反りかえっている。
無意識に撮ってきた写真がすべて雄花、実際に探してみても雄花ばかり。
果実が黒く熟すのがハマサルトリイバラ、赤く熟すのがオキナワサルトリイバラと知って探した時も、果実をつけた株が非常に少なく難儀した。
性比は1:1ではないのかな?
さて、
足元をアオモンイトトンボが飛んでいるのに気づいた。
見失わないように目で追っていると、草の間に張られたクモの巣の前でホバリングを始めた。
そして何と!
サッと脚を伸ばし、巣の主をかっさらってしまったのだ。
じつはクモ狩りは彼らの得意技で、これまでも何度か観察したことがある。
名前と違って朱色の体をしているのは、まだ未熟な個体(♀)だから。
こちら成熟したオス。腹端がアオモンでしょ。
ヤエヤマモモアオフキバッタを見つけた。
雄で、驚いたことに成虫のようである。
何でこんな時期に?
普通は今頃から孵化が始まって5~6月に成虫になるのだが・・・。
2月24日撮影。













