与那国フィールドノート -464ページ目

ルリハコベ

本日出勤時の空。

宇良部岳から東へ連なる台地のふもとの水田を見下す。


昨夜は結構雨が降ったようで、足元には大きな水たまり。

天候は回復の気配。薄い雲を貫いて太陽の光が水田に届いている。


ルリハコベが勢力を増してきた。高さ20㎝位で、密に生え揃うと、るり色の花をたくさんつけ出す。

小さな花は可愛らしいが、サポニンという有毒物質を含み注意が必要だ。

中毒を起こすことがあり、畑のそばにも生えているので、野菜に混ざらないように気をつけよう。

与那国島ではイユビツァティと呼ぶが、これも有毒物質を含むことに由来する。


イユは魚のこと。

ビは酔うこと。

ツァは草のこと。

ティは可愛らしいものの語尾につける語。


ルリハコベを叩きつぶし、それを汐だまりや川の淀みに流し、弱った魚を獲ったという。

快晴!

本日出勤時の空。快晴!

こうしてみると、森の木々にまだまだ昨年の台風の影響が残るのが見て取れる。

こちらが先日書いたタブノキの若い葉。

朝露にぬれ、紅色が一段と映える。

しかし、これは木自体が若く、森の中で見つけた高さ1m程のものだ。

アヤミハビル館ホームページ更新!

タブノキ

タブノキは年が明けると急激に紅色の若葉を展開し、枝先に小さな薄い黄緑色の花をたくさん咲かせます。

まだまだ冷え込む日もやって来るはずですが、季節が確実に進んでいることを実感させてくれます。


ところが、今年はどうか。

ごらんの通り。

茶褐色に枯れた葉をまとった木が多く、早い春の到来を告げるような木はほとんど見られません。


この枯れた葉は昨年の台風の塩害によるもので落ちにくく、多い場所では、まるで本土の冬のような景観をつくっています。


秋にエゴノキやシャリンバイの花が咲いたり、今日などは夏に咲くホルトノキが咲いてるのを見たり・・・

昨年の大型台風の相次ぐ襲来でリズムを狂わされたのか、季節感のない植物たちが気になります。