与那国フィールドノート -439ページ目

ケサヤバナ

昨夜遅くまでパラついてた雨も上がり、薄曇りの朝がやってきました。



ひょろりと長い花序に青紫色の花を並べるケサヤバナ。

与那国島が日本で唯一の産地(北限)の植物です。

海岸近くに生え、割と普通に見られると聞いていましたが、僕はごく僅かな場所でしか見つけることができていません。

いつ見に行っても、少しは花が咲いていますが、一番多くの株が開花しているのを見たのは6月です。

今日観察した感じでは、今年もそれぐらいが見頃になりそうです。


アオノクマタケラン開花

一週間の間にクマタケランの花のサヤ?が裂け、花序が伸びていました。4/16



白に濃いピンクのすじ。

下から順に咲いていきます。

本家クマタケランはあと一歩。

蕾がこぼれ落ちそうです。

おっと、脅かせてしまったかな。

アオムネスジタマムシが目の前の葉にポトリと落ちてきました。

脚をジッと縮めての擬死。

最後はゲットウ。

海辺近くの放牧場で。すでに開花を待つのみ。

島では3種ともサンニンと呼ばれますが、上の2種は山のやや薄暗い場所に生えることからダマ(山)サンニン、

明るく開けた場所に生えるゲットウはヌー(野)サンニンと呼んで区別します。

恵みの雨

昨日の夕方から今朝にかけて雨が降り続きました。

久しぶりにまとまった雨。

干上がりつつあった水田には恵みの雨。

乾いた水田を歩くケリ。

一週間前から1羽でいるのを、各所の水田で見ています。


雨はゴロゴロと雷とともにやってきました。

春の雷はタケノコシーズン到来の合図。


楽しみな休日(火曜日)を前に、携帯電話が鳴りました。

いよいよきたか。明日は良い天気になりそうなのに・・・ 


電話の主は、80半ばを過ぎた一人暮らしおばあ。

おばあは竹山を所有していて、タケノコシーズンを前に、手入れを頼まれるのです。

周囲を囲む柵を直したり、通り道を切り開いたり、台風で倒れた竹をかたづけたりと・・・


亜熱帯の島であろうと、春はあり、それが猛スピードで過ぎてゆく。

今日の花、虫、鳥たちとの出会いを逃せば、また1年間待ち続けなければなりません。

少しでも、フィールドで過ごす時間を確保したいのですが、おばあと竹山で過ごすのも、10数年来の恒例行事。

まあ、観念することとしました。



島のタケノコ。

夕食の分だけとってきました。

といっても作業中に目にしたのは、ほかに数本だけ。シーズンはこれからです。