与那国フィールドノート -217ページ目

泣くな たねうま

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泣くな たねうま

2月11日

2月11日

日当たりのよい自生地ではヨナグニイソノギクの開花が始まっています。
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崩壊の著しい自生地でけなげに咲くヨナグニイソノギク。

レッドデータブックなどには、自生地の崩壊が個体数減少の要因の一つとして挙げられています。

僕自身もそう思っていましたが、毎年観察していると、崩壊した斜面でも翌年には多くの新しい種子が発芽し、育っているのがわかります。


イソノギクの仲間は短命で、もし実物を展示するなら、バックヤードで常に育苗しておかなければ、継続展示は難しいだろうとの話も聞きました。

ひとところに留まって生き続けるのでないのならば、自然に崩壊が起こっている範囲では、それほど大きな脅威にはなっていないのではないか?

最近そんなふうにも思い始めています。


エゴノキの花はあらかた散り、
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ツルグミの実は膨らみ始めました。
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偶然にもこの日の晩、小学校の教頭に、

「今年はずいぶんグミの実がなっていますね。」と声をかけられました。

多くの植物の果実が豊作なのは、昨年は台風が少なかったからでしょう。


またまた交尾中のアサギマダラに出会いました。
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2月8日に続き、生涯2度目の観察。

与那国で産卵するのか、与那国を旅立ってから産卵するのか・・・


木漏れ日を受けてリュウキュウミスジが日光浴。
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チョウは種類、個体数とも少ない時期ですが、リュウキュウミスジはわりと見かけます。

今時期でなければ、素通りしてしまうつまらないチョウ。

ごめん。


2月9日の花

沖縄一周市郡対抗駅伝初優勝のパーティーに招かれ、昨夕の便で石垣へ出向き、今朝の便で帰島。

慌ただしくも楽しい時間を過ごしてきました。

http://www.y-mainichi.co.jp/news/15444/


以下は2月9日に見つけた花。

今の季節、数日のうちに目まぐるしく自然は変化していきます。

ため込まず、その変化を日々伝えたいのだけど、近頃ちょいとサボリ気味だな。


カショウクズマメ。
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樹木に這いあがったつるから、濃い紫色の花をぶら下げています。

初夏のころまで開花は続くけれど、その間に何度か一斉に咲くピークがあるようです。


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見慣れぬうちはグロテスクな花だなあと思ったものです。

「カショウ」とは台湾の火焼島のこと。

台湾と八重山諸島だけに分布します。


島はサトウキビ収穫期の真っただ中。

刈り取りの終わった畑のわきで、アリサンバライチゴが繁茂していました。
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「アリサン」とはやはり台湾の地名で、中部にある阿里山のこと。

アリサンバライチゴは台湾と与那国島だけに分布しています。

そばにはオオバケアサガオの花が咲いていました。
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「オオバケ」は大葉毛。

大きな葉の表面には細かな毛が密生しています。

八重山諸島、そして蘭嶼、フィリピン、マレーシアに分布し、台湾本土には分布していません。

このような分布パターンを示すものに、ケサヤバナ、トゲアシアメンボ、ヨナグニアカアシカタゾウムシ(カタゾウムシ類)などがあります。

八重山諸島に特徴的なフィリピン、マレーシア系の動植物たちです。


場所は海岸にうつり、
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石灰岩の隙間から美しい花を咲かせていたのは、


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イワダイゲキ。

今日紹介した中ではいちばん花期が短く、まさに今が旬の花です。