豊里ラン | 最強のボランティア

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口だけ指導者

土曜日、小雨模様の中これ以上の良い環境は無いとの判断で、豊里ランを決行しました。

学校行事等あり4名が不在でしたが、日に日に暑くなる事を考慮するとこれ以上のチャンスは有りませんでした。

ひと通りの説明をした後、この走りの目的は自分との闘いであり走り切る事が最大の目的だとしスタートしました。

新上武大橋から上武大橋までの往復約8キロ。

この年代には決して短くない、むしろ長すぎる距離でしょう。

私がこの走りを始めた理由は、これから始まる困難と向き合う為の覚悟を持たせる事でした。

逃げる事も言い訳する事もいくらでも出来ます。

その自分と何処まで向き合い闘えるかなのです。

やるもやらぬも自分自身。

ゆえに私は道中を見ません。

安全を考慮し自転車伴走の者を付けますが。

歴代の記録から判断すると、30分を切れば速く35分で合格ライン、40分を越える者は恐らく歩きが入っているでしょう。

それが私の判断基準です。

今回は先頭が6人並んでゴールしました。

29分50秒でした。


過去、同時にゴールはありませんが、このシーンはこの学年を象徴する物になるのでしょう。
正直、余力を残す選手が居ましたが、私はこれはこれで良いと思ってます。
例年と比較するとトップタイムは決して良くありませんが、最下位のタイムは格段に速いです。
最下位の選手はスタート前から、足に不調を申し出て居ました。
本来は休ませるべきです。
しかし私は行かせました。
あくまで経験則ではありますが、打撲系の痛みであり耐えきれると判断しました。
何故そんなリスクを負わせたかと言うと、彼に逃げた様な気持ちを持たせたく有りませんでした。
このイベントは卒業しても仲間が集まると必ず話に出る、そんなイベントです。
例え何日か足が痛くなっても、仲間と共に戦った記録の方が重いと判断しました。
この後、負目を持って過ごして欲しく無かったのです。
幸いにも大事に至らず、今日もTM出来ています。
しかしながら、私の判断は決して肯定されてはならない事も理解しています。
大人への道となる洗礼を受けた選手たち。
この闘いを経て、彼等は何かを得たと思います。

この何とも言えない疲れた表情が良いですね。
豊里ランを乗り越えて初めて1人前、そうセレブロファミリーは評価してくれます。
という事は、君達も認められたと言う事です。
1つの大きな試練を乗り越えました。
今回は強い苦痛との戦いでしたが、次の戦いは鈍い苦痛と集中力との戦い30分リフティングです。
こちらは日時を指定した完全公開で行います。
1つづつ成長して行きましょう。