ALOHA
先日、岬の先端にてハワイアンモンクシール(アザラシ)を見ました。
周りの色とほぼ一緒なので見えにくいかと思いますが、写真の真ん中へんのちょっとヌラッとした質感の物体がそうです。
時々ビーチにも上がってくるのですが、私は生モンクシールを見たのは初めてなので感動しました!
ハワイではウミガメも割と浜や浅瀬でよく会えますし、イルカも、時期によってはクジラも、そして大騒ぎになるけどサメにも遭遇します。
ハワイは本当に自然に恵まれ、野生動物もたくさんいて楽しいです。
ただ、近年、ハワイでも彼らの種の存続の危機が迫っているのも確かです。
海に廃棄されたプラスチックごみをウミガメが飲み込んで病気になったり、イルカと一緒に泳ぐアクティビティで彼らがストレスフルになったり、また、温暖化の海面上昇によりハワイの海岸線もどんどん侵食されているそうで、海中にもいろんな影響が出ているそうです。
いろんな人や団体がハワイの野生動物の保護に乗り出していて、私も、定置網にかかったウミガメの赤ちゃんを保護して海に還すイベントに参加したことがあります。
このブログでも以前にイルカを見たことを書いたら、その場所を書かないでほしいとある方からメッセージをもらいました。
私たちがあるビーチで、ある海岸線で、野生動物を見たとき、米国連邦が野生動物を守るためのルールをちゃんと設定していますので、それに従って一定の距離を保ちながら見るのを楽しむのであれば、そんなに神経質にならなくてもOKです。
ただ、そのルールがどんなものなのか?をちゃんと把握しておくことは、旅行者としても大切なことだと思います。
ハワイアンモンクシールを見た時も、地元の子供たちがその場所に近づいていて、気がついてなかったようなので、私たちは、「そこにハワイアンモンクシールがいるからそれ以上進めないよ〜」と声をかけました。
彼らは海に突き出た岩から海中にジャンプしたかっただけだったみたいですが、「モンクシールに近づいたらダメなの?」と聞いていたので、「うん、保護種だからね。違法になっちゃうから。離れないと」と答えると、残念そうだったけれど諦めて他の岩場を探しにいきました。
地元の人でもみんながちゃんと把握していないかもしれませんが、もしルールを破って、しかも触ったりすると、米国連邦法によって罰せられ、罰金が発生します。旅行者も例外ではありません。
違反者は最高5年の懲役と、最高5万ドルの罰金だそう
結構厳しくて、知らなくて悪気なく触ったり餌あげたりしちゃっても罰金取られたりするそうなので、自衛のタメとしても把握しておくのに越したことはありません。
野生動物とどれくらい距離を取らないといけないかですけど、どの動物もかなり離れないといけません。
ハワイアンモンクシール・・50ヤード(45メートル)
ウミガメ・・10フィート(3メートル)
イルカ・・50ヤード(45メートル)
クジラ・・100ヤード(90メートル)
まぁ、イルカとクジラは会えたとしても、沖なので、展望台からやボートツアーに参加して見れるのがほとんどだと思いますから、触れるほど近くに行くって逆に物理的に難しいと思います。
浜辺でモンクシールとウミガメに遭遇した時は、特に気をつけて、ウミガメの3メートルって微妙なので、しっかり距離とって絶対に触らないようにしましょう。
必ずビーチをパトロールしている職員さんがいますから、その人がすぐに見つけてウミガメの周りに黄色のテープを張り巡らします。その外からでもしっかりウミガメは見ることができます。
ハワイの魅力は、ワイキキのお買い物も楽しいですが、やはり美しい大自然により成り立っているもので、かわいく楽しい野生動物たちは欠かせない存在です。
私たちが楽しめるハワイを存続させるためにも、ルールを守って自然と共存していくことは大切だなと日々感じます