毎年恒例、ダイヤ改正の時刻表発売の季節です。
今年も字好評発売日に朝一で買いに行っちゃいました。
ダイヤ改正は、今年は3月16日に行われます。なんかここ進年はずっと中旬ですね…?。
さて、今回の改正も要注目トピックが目白押しです。
今回は、JR北海道のダイヤ改正を、
私の身近な札幌圏や函館線江別方面を中心に見ていきます。
時刻を載せようとするといろいろ大変なので、
ざっくり感想というか概要を見ていく感じになります。
前もって決めてた注目ポイントを優先なので、もしかしたら見逃してる変更点とかもあるかも。
以下、ガンガンネタバレ(?)していくので、自分の目でいろいろ確認したいという方はご注意ください。
※今回、各項目ごとに写真を掲載ていますが、
掲載の写真はイメージであり、実際の改正内容とは無関係な場合があります。
なお、冒頭の写真は特に記事内容とは無関係です。
ただ今回の時刻表の表紙が除雪の列車だったので、
たまたまこの前撮ってた同じような列車を便乗して載せてみました。
◇胆振方面/エアポート絡み
・エアポート毎時6本化と、それに伴う号数付番一新。
昼間時間帯のエアポートが毎時6本化。
『特別快速エアポート』が昼間時間帯にも運転されるようになるほか、
『区間快速エアポート』という新種別
(北広島以南各駅停車、後述する普通列車消滅の救済)が設定されます。
内訳は1時間あたり特別快速1本、快速3本、区間快速2本。
その為、単純に空港まで快速運転する列車という面で見ると、
5本から4本に減少することになります。
本数増加に伴い、従来の号数付番が不可能になる為、
快速エアポートの号数が一新。まあこれは前から小出しにされてた情報ですけども。
新しい号数は10号からの連番になります。
どうやら新しい号数は列番準拠のようです。
ただし、列車番号自体は朝晩時間帯の空港発着普通列車も通し番号になっているため、
その時間帯はその分だけ一部、欠番(飛び番)があるようです。
・快速エアポートの小樽方面の停車駅が変更。
(6本化対象時間帯の)『快速エアポート』は手稲以西各駅停車となります。
昼間の『特別快速エアポート』は小樽直通になるので、
小樽までの快速運転はそちらに譲る形に。
また、特別快速含め、全ての快速が桑園に停車するようになります。
個人的にはそういう事が可能ならまず先に白石に停めれと(ry。
ただし、一部列車は従来通り小樽まで快速運転となります。
どうやら千歳線内の6本化の時間対象外の列車?は小樽まで快速運転するようです。
札幌~小樽間の快速は、
1時間当たり特別快速が1本、快速(実質区間快速)が1本という構成になります。
・昼間のエアポート毎時6本化による普通列車の影響について。
エアポート6本化の煽り受け、対象時間帯の北広島~千歳の普通列車が消滅します。
これにより、いままで定期では存在しなかった北広島行という列車が爆誕します。
逆に言うと、エアポート6本化対象外の時間帯の、朝や夕方以降は、
北広島~千歳でも従来通り普通列車が運行されます。
そして、普通列車削減により、あの名物列車も消滅。
倶知安発苫小牧行普通列車が消滅、札幌止まりとなります。
この列車は倶知安発のキハ201が小樽で731系を連結し、
札幌でキハ201を解結、残った731が苫小牧へ向かうという、
『時刻表上は1本だけど、実際の列車は1本では行かない』という妙な列車でした。
改正後は、おそらく両方ともに札幌止まりとなるものと思われます。
一方で、千歳側については、室蘭方面と同様737系での運転になります。
一部の便は、室蘭方面と苫小牧を跨いで直通運転も行うそうです。
今回の変更により、昼間に札幌~苫小牧を普通・快速列車で移動する場合、
千歳で乗り換えが必要となります。
快速エアポートを利用できるプラス面と、
途中で混雑の激しいエアポートの利用を強いられるというマイナス面。
どちらが大きく出るのかは未知数ですかね。
◇札幌圏の函館線(主に江別方面)
・札幌発旭川行普通列車923Dからキハ40が撤退、H100に置き換え。
札幌民が気軽にキハ40に乗れる列車として、札幌から江別方面の始発として、
札幌発江別方面の最遠距離普通列車として、
長いこと親しまれてきた、札幌発旭川行普通列車923D。
列車の運転自体は継続されるものの、車両がキハ40からH100へ置き換えとなります。
なお、ダイヤ改正後は列車番号は921Dとなります
(従来921Dを名乗っていた早朝の滝川発旭川行が電車化される為)。
車両の置き換えという事で、気になるのが所要時間の変更。
どうやら、H100の投入で所要時間が短縮されるようです。
しかし、この列車は各主要駅で特急列車を避けながら進むダイヤなので、
所要時間削減分の大半は主要駅での停車時間に吸収されてしまう為、
全体での所要時間削減効果は僅かにとどまります。
また、車両変更で逃げ切れるようになったためか、
ダイヤ改正後は再び、札幌6時丁度発となります。
・朝の小樽発滝川行、旭川発手稲行が消滅。
今回のダイヤ改正で、岩見沢~旭川にも737系が投入されます。
この737系は、従来運用されてきた721系と比べて、
2両編成かつ2ドアで、札幌圏で使われる車両との互換性が低く、
その為札幌圏直通のこの列車をどうするのか、
というのが個人的にとても気になっていました。
答えは、至極単純で、直通列車は岩見沢で分断、切ってしまうというもの。
これにより、岩見沢を跨ぐ普通列車は、
先程の923D改め新生921Dと、夜に滝川滞泊する列車2本の往復分の計5本だけになります。
それに伴い時刻は微変更となるようですが、
もとから特急を避けながら進むダイヤなせいか、それとも余裕のあるダイヤだったのか、
岩見沢での乗り換え時間を設けても、あまり所要時間に影響は無さげな感じ。
・平日昼間のキハ201の運用が変更。
今回のダイヤ改正で、札幌圏の函館線では列車の削減(毎時4本→3本)が行われます。
その削減対象としてイメージ的に真っ先に思い浮かぶのが、
完全架線下運用なのにも関わらず気動車での運行となり効率が良くなさそうで、
倶知安滞泊の為遠方の雪による運休などが発生しやすく、
現在は土休日運休となっているキハ201運用の列車。
そんな状態なので、てっきり昼間のキハ201は消滅するものとばかり思っていたのですが、
どうやら改正後も運用列車を変えて存続するようです。
ダイヤ改正後の札幌圏の函館線の時刻表の列車番号に、
気動車列車を示す『D』の文字を確認できました。
更に、今まで江別までしか運用されていなかったキハ201ですが、
改正後は岩見沢まで運用範囲が拡大されるようです。
なお、新ダイヤのキハ201運用便は毎日運行となるようです。
キハ201系、ここにきて随分と躍進を続けていますね。
北海道を代表する変わり種な列車の一つであり、
性質上正統後継車の登場がほぼ見込めない列車なので、
最後まで輝かしい活躍を続けて欲しいものです。
◇道東方面
これまでキハ40とキハ54が活躍していた、
石北線、釧網線の列車がH100に置き換えとなります。
H100投入というと、気になるのが所要時間の変化。
ざっくり時刻表を見比べたところ、キハ40充当だった列車については、所要時間が短縮。
特に北見峠や常紋峠など峠を含む区間においては、
10分近い所要時間短縮効果があるようです。
走行性能についてあまり良い印象の無いH100ですが、
どうやらキハ40よりは走行性は優れているようです。
一方で、キハ54充当だった釧網線や特別快速きたみ等の列車は、
所要時間は殆ど同じとなっています。
列車交換などの都合なのか、便によって微妙に所要時間が増減していますが。
H100の走行性能は、従来気動車と比較すると、
キハ40以上、キハ54並、キハ150以下といった感じですかね。
◇その他
昼間の函館線札幌圏の普通列車が、毎時4本から3本に減便。
正直、利便性的にはこれが一番大きい変更だと思いますが、
実際の利用にどれくらい影響を及ぼすのかは未知数です…。
なお、エアポート絡みも6本化で大幅に変わりますが、
札幌での函館線江別方面の接続はあまり良くないかも。
ただし、白石乗換での接続については、
北広島発着普通列車の登場で改善された可能性有かも。
あと、これは根拠のない推測ですが、
札幌圏と岩見沢以北の分断、エアポート6本化絡み等の影響で、
列車の運用はだいぶ変わってそうに思えます。
特に721系固定運用はおそらく消滅、
もしかしたら721系自体も本格的に廃車が始まるかも…?。
プレスでちらっと言われていた岩見沢〜旭川の普通列車の減便ですが、
対象は11時頃の列車の模様。
通過移動にはそこまで影響は無さそう?
その他、朝の札幌→旭川特急も一部所要時間微変更がある模様。
1から2分くらい変わっているようですが、何故かは不明。
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こんなところですかね。
気付けば2時間近く書いてて、文字数も3500とかなってるので、
後語りは程々にさっさと切り上げようかなと思います。
それでは。
終