こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。
今日は外反母趾についてお話ししたいと思います。
皆さん、外反母趾ってどうしてなるのかご存知でしょうか?
このブログがハイヒール推しなのをご存知の方は「どうせハイヒールは原因じゃない」とかいうんでしょ?とお思いになったかもしれませんが、ご名答
そんな話をします
生まれつきの骨格が原因で、外反母趾になることがあります。
生まれつき親指と人差し指の隙間が開いていて(①)、それに伴って☆を支点に親指が②の方向へ曲がりやすくなるというものです。
以前、20代の女性の患者さんで「物心ついたときから外反母趾で、父親の足とそっくりなんです」と言う方がおられました。
その方は整形外科さんに行けば、【オペ適応】と言われるくらい症状が進行していました。
でもこういう状態をすぐに遺伝によるものだと判断するのは早合点です。
幼児の裸足(草履)保育の話をブログに書かせていただきましたが、
裸足や草履のような開放的な履き物でも、外反母趾や指の変形は起こります。
外反母趾の原因としては例えば
生まれつきの骨格
骨や筋肉が未熟な時期にやわやわの靴を履いていた【幼児期〜】
母趾(親指)周りの筋肉の柔軟性の低下【成長期】
(厳密にいうと『生まれつき』?筋繊維の固さは、多少は遺伝するので)
広い靴を履いている(さらに足長が短い靴なら、効率よく外反母趾になります)
などが挙げられます。
私自身も物心ついた頃から外反母趾気味でしたが、幼児の頃の写真では真っ直ぐな指の形をしていました。
おそらく筋肉の固さが原因だったと思われます。
確かに『靴』が原因でも外反母趾は起こります。が、
ハイヒールに限った話ではなく、「足に合っていない靴」そのものが原因なのです。
外反母趾用に作られた靴って、どれもこれも広くないですか?
親指の付け根が当たらないように、親指側がゆったりめで、全体的に広い造りになっています。
でもこのような靴を履いて、「痛みがマシになった」とか、ましてや「変形がマシになった」という話を私はほとんど聞いたことがありません!
ゆったりしているので、親指の出っ張った部分が靴の中で当たりにくくなって「痛みがマシ」ならわかりますが、変形自体の痛みはこのような靴を履いていても緩和されません。
外反母趾の原因で『広い靴を履いている』があります
つまり、広い靴では解決しないんです。
最後にこの写真をご覧ください!!
同じ人の足です。1ヶ月後とか1年後のBefore・Afterの写真ではありません。
両方とも同じ日に撮った写真です。
このような外反母趾の方でも、ちゃんと足のサイズに合わせて履けばこんなに細い靴が履けるんです。
もちろん痛みなく
(足の静脈のカタチで同じ人だって、ちゃんと伝わってますか??)
外反母趾の方は、靴屋さんに行くのが苦痛だというご意見をよく耳にします。
「広い不格好な靴しか履かせてもらえない」とか、
「パンプスを試着する時に(伸びやしないかと)嫌がられる」とか。
安心してください。私は売ることが目的ではありません
あなたが本当の足のサイズを知ることによって、痛い靴から解放され、靴選びの選択肢が増えることを心から願っています
本当の足のサイズの試着体験は、全てのコースで行なっています。
最後まで読んでいただきありがとうございます