Let Us Cling Together  -6ページ目

トコロテン式に追い出される人と追い出されない人

さて、若干のいまさら感はありますが総選挙について。


麻里子様のスピーチが各所で絶賛されております。


が、

私個人としてあのコメントを聞いた印象は「果てしなくどうしようもない」と言ったところ。


内容は確かに正論で

実際にあのコメントにより「よし、やるぞ!」となった後輩たちも多かろう。


私は持論として

正論振りかざすやつは現状を把握してないヤツ、と思っている。


はっきり言って正論言われたら二の句が告げない。

誰も二の句が告げないからあたかもそれこそまさに「正しい論理」と錯覚する。

しかし、正論が必ずしも状況に合致するとは限らない。


現状、彼女はその存在がデカ過ぎるのだ。


彼女自身が思うような、後輩の成長につながる壁にはもうなれないと思う。


超強力事務所に籍を置き

雑誌モデルを務め

数多くのレギュラー番組を持つ立派な芸能人


そんなモノ

孫子呉子六韜三略あらゆる兵法書を読んでも

「相手にしないが一番」と言う結論しか出ないだろう。


しかも

「潰しに来い」と言われ

劇場のパフォーマンスで潰そうにも劇場公演には現れず

冠番組で喰ってやろうにも冠番組にも現れず

歌番組にはスポンサーの意向が多分にあるメンバーしか出れない。


同じ土俵に上がることすらできないのだ。


麻里子様だけではない。

TOP10の子たちは恐らく

今年に入り劇場公演出演回数が片手で足りる、もしくは片手に満たない

そんな子ばかりだろう。


AKBの原点が劇場だと言うのなら

この半年だけで30回40回50回と公演に出演し

自分を磨きお客様を楽しませてくれている子に

どのツラ下げて偉そうな事を言えるのだろうか?



今まで何人の「次世代エース」を見てきただろう?

しかしこの約7年間、エースが次世代になったのを見たことあるだろうか?


確かに麻里子様の言うとおり席を譲る必要はない。


しかし、彼女や他の「超選抜」と呼ばれるメンバーが今やらなければならないこと、

それは席を譲るのではなく新しい才能が実を膨らませる余地を作ること。


今のAKBメンバーの中で篠田麻里子、彼女にしかできないこと

それは一日も早く卒業し

芸能界はこうやって渡るんだと言う姿勢を示すこと。


後輩の前に立つはだかるのではなく

自らが何かに立ち向かうべきなのではないだろうか?


それを、隆盛を極めたかと思わせる今やらずにいつやるつもりなのだろうか?


彼女自身、これ以上「AKB48」にいて、いったい何をしたいのだろうか?



そんな事を思う「名言」でした。