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西陣・鳥岩楼の親子丼

日付変わってしまいましたが、

今日はお昼ごはんを食べに京都の鳥岩楼に行ってきました。


お休みで朝起きたらお天気も良かったので

思い立って東京駅に行き新幹線のチケット購入。


連休最後の日と言う事もあってか新大阪行きはガラガラ。


2時間ほどの快適な旅路で11:30頃に京都着。


タクシー飛ばそうと思ったけど市営バスに乗り込む。


30分ほどで最寄バス停(と言っても最寄と言うほど最寄でもない)に着くも

京都独特の住所表記と町の造りに若干迷いながら12:30頃お店着。


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こちら、夜は1人6000円ほどの水炊き屋さん。


が、昼の12:00~14:00の2時間だけランチで親子丼を出している。


昼は短い営業時間とあって列を成している(ついでに今日は祝日)と聞いていたが、

特に人の気配もなく「お、誰もいない。ラッキー」と思い店内に入ると何のことはない。

店の中で列を成していた。


20分ほどで席に着く。

店内はあまり広い印象はなく、昼は親子丼しかないので

注文を聞きに来る事もなく人数分の親子丼が問答無用に運ばれてくる。

そのおかげか回転は速い。


席は時代劇で悪代官が越後屋と悪巧みしている宴席のような卓があり

2人以下はほぼ相席になる。


卓上には急須とヤカンの中間のような大きさのお茶入り急須が置いてあり

飲みたければ勝手についで飲めと言う老舗の割りにラフなスタイル。


そしてすぐに親子丼が運ばれてくる。

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親子丼(たくあん、鳥スープ付き)800円


画像からはわかり難いかもしれないが

「丼」と言うには随分と可愛らしい大きさ。


男物のご飯茶碗より気持ち大きいくらい。


恐らく男性には物足りないだろう。

お客は殆ど若いカップルや夫婦だったのだが

実際見ていると、男性はあっという間に食べ終わり

彼女or奥方が食べ終わるのを手持ち無沙汰に待っていると言った感じ。


さて、お味の方ですが。


蓋がかぶって運ばれてくるので蓋を取ると、スッと山椒が香る。

そして半熟具合が絶妙でフワフワな卵と上に乗せられた鶉の卵のトロトロ感がとても良い。


汁はやや多目と言った感じで嫌がる人もいるかと思うが

私個人としてはそんなに気にはならなかった。


間違いなく今まで食べた親子丼でトップクラスのお味。



さすがと言ったところだがそれ以外が大問題。


添えられた鳥のスープ。


濃厚な鳥のダシが出ているのだが

その鳥のダシを味付けしないでそのまま出しているのかと思うくらいに味がない。

一応行く前に食レポブログなどを見てリサーチしたのだが

やはり「スープに味がない」と言うのをよく目にしたので

今回のミスとかではなく、基本こういうものなんだと思う。

今後、もしこのブログを見てこのお店に行く人がいるのであれば

塩を持参して加えた方が良い。



食事以外にも問題点。


まず入ってすぐの玄関。

京都の老舗らしく、とても趣のある良い造りなのだが

やたら余計なものが置いてある。


業務用のみりんからアクエリアス、烏龍茶が入っているのか入っていたのか

わからないが搬入されたまんまのようにダンボールが山のように積んである。

古都繋がりなのか、なぜか鎌倉の豊島屋の鳩サブレの缶も一緒に積んである。


某劇場もよくあからさまにダンボールが積んであったが

ああ言うのは職種を問わずいただけない。


続いてオペレーション。


勝手に着物を着た女将がいるのかと思ってたが

働いているのはエプロンつけたオバちゃん達。


それは良いのだがいまいち連携が取れていない。


玄関先の椅子で待ち2階の部屋で食事と言う流れなのだが

1人だった私と次の若いカップルが人数を確認され、

「お一人さんとお二人さんね、どうぞ」と言われ2階に行くように促されたので2階に上がると、

2階にいたオバちゃんに何で上がってきたんだみたいな対応をされる。

(オバちゃん達と言うよりこの2階のオバちゃんがいまいちおかしい)

思わず3人でキョトンとしてしまったが、「1人と2人、上に行くように言われた」と言うと

人の話を聞いてないのか、勝手に上がってこないで下で待ってろくらいの勢い。


「だから、下で上に行くように言われた」と念を押しても

「席空いてないのに困った人らやわー」ってな感じ。


しかし、私の目には明らかに3席空いている。


結局、同じく2階で配膳をしていた若い女の子が気付いて席に案内してくれた。


その後もこのオバちゃんは運ばれてきた親子丼を配るわけだが、

今まさに席に着いて食事を待っている私をスルーして

同じテーブルで食事を終え目の前に空いた丼のある客に「お待ちどうさん」と配膳しようとしたり


私と一緒に呼ばれたカップルのいるテーブルで「まだの人は?」と聞いてカップルが「ここです」と言ってるのに

スルーして親子丼が多いと勝手に混乱しだし、カップルがもう一度「ここ、2つまだです」と言うと

「さっきまだの人って聞いたのに・・・」と、もう散々だった。


夜の営業がどんな感じなのか気になるところだが

いくら味と雰囲気が良くてもあれでは困ってしまう。


まぁでもホントに親子丼自体は美味しいので

大の親子丼好きで別に味以外は気にしないと言う人は

足を運んでみてもいいと思う。


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ちなみに中庭はこんな感じ。



余談ですが・・・


隣の席に中国人の男女4人のグループがいまして


外国の人は生っぽい卵、平気なのかなー、日本だから安心してんのかなー


なんて見てると


ひとしきり親子丼の写真撮ったり親子丼と2ショット撮ったりしたあと


全体をまさに生卵かけご飯のようにぐちゃぐちゃに混ぜて食べてました。


知らなきゃしょうがないんでしょうが


「Oh・・・」と思いました。