語部屋 -20ページ目

語部屋

~かたりべや~  表現集団ATPの「かたりべ」こと、横溝大希が綴る叙事詩です。

『ミスターMCのパンドラ裏話コーナー』

※あくまでもイメージです。劇中の同名キャラクターとは異なります。

語部屋-PP3アイコン

皆様こんばんは、ミスターMCです。



本日の木曜チームには、2名の見学者がおりました。
稽古場まで足をお運び下さり、本当にありがとうございました。
少しでもパンドラの世界に興味を持って下さったのなら幸いです。


稽古では、主に2つの事に注力しておりました。

1つは、所作。
「動きが与える印象」
「キャラクター性に合った細かな動き」
それらを、皆で意見を出し合いながら決めていきました。

もう1つは、内面。
「その時どんな感情か?」
「その台詞は相手をどうしたいから出たのか?」
その様な事を問いながら行いました。

内と外―。
演劇には、どちらも欠かせない要素です。
色々と考え過ぎて、時に止まってしまう事もありますが、それらを経たからこそ次の段階へ進む事もまたあるのです。

そして、本日の稽古で、特に心に残った瞬間が御座いました。
糸をピンと張ったような、集中と緊張感。
そして、皆が1つになった一体感。

僅かな時間ではありましたが、エネルギーが圧縮された密度の濃い場面がありました。
その時、チームに何かが芽生えた様な気がしました。
その調和と躍進の……はじまり、はじまり。

稽古が佳境を迎える『まめ芝。チーム』。

本日の稽古では、道具が揃った状態で 曲や動きやきっかけを決めていきました。



照明位置が決まりましたので、それに合わせて立ち位置を変更しました。
そして、それにより生じた誤差を修正。
更に、可能な範囲で演出を付け加えたりしました。


今までの稽古で使っていた小道具は、実は全て仮道具でした。
ですので、本道具での稽古は今日が初めて。
こちらも、動きの確認と修正を行いました。

宝箱
↑画像の宝箱は、本作の重要アイテムです。


曲の選出に関しては、候補曲を実際に演じている中で流して決めました。
その次に、曲のタイミングを決めました。

「これを流すのは台詞の前か後か」
「フェードアウトかカットアウトか流しきりか」
「曲先行の場合は何時喋るのか」
「オペレーションへの切っ掛けを何にするか」
これも、本番を想定した中で繰り返し行いました。


次週は、会場稽古があります。
オペレーションは主催者側にお願いしますので、今日決めた事を伝える作業になりそうです。

その後は、遂に本番です。
不安と緊張はありますが、それ以上に楽しもうと思います。




最後に、改めまして 公演情報を記載致します。

金曜日と日曜日のチケットは、大変ありがたい事に ほぼ完売の様です。
ご来場を検討の方は、土曜日の会にお越し下さいませ。


【まめ芝。その陸】
”まめ芝。”は30分間のシアターパフォーマンスを集めたミニシアターイベントです。
演劇、音楽、朗読、ダンス…etcを3本立てで上演します。

◆出場演目
Project-Pandoraより[おはなしのくにのお姫様]
むかしあるところに『おはなしのくに』があり、そこには『おはなしのくにのお姫様』がおりました。
おはなしが大好きなお姫様は毎日いろんな物語を読んでいましたが、ある日言いました。
「わたしもお話しを作るほうになりたいわ!」
女王様と兵士達に手伝ってもらい、お話作りのお勉強がはじまりました。
男と ― 女
魔王と ― 勇者
老人と― 青年
はたしてお姫様はどんなお話しを作るのでしょうか?
おはなしづくりのおはなしは、どんな結末へ向かうのでしょうか?
そのおはなしは、どうぞ会場にてお確かめ下さい…お客さま。

◆参加日時
1/24日(金) 19:30~21:15(ほぼ完売)
1/25日(土) 19:00~20:45
1/26日(日) 14:30~16:15(ほぼ完売)
計3回 全て1演目
上演合計時間 約105分。途中休憩あり
※他団体や期間などの詳細は http://blog.livedoor.jp/ma_me_shi_ba/

◆会場
兎亭
練馬区旭丘1-46-15金健ビルB1
最寄り駅『江古田駅』または『新江古田駅』

◆チケット (各回 パンドラ扱い8席まで)
前売り:1,500円(1ドリンク付き)
※完全前売り制です。チケットを受付でお取り置きすることはできません。

◆申し込み方法
下記メールフォームより必要事項をご記入の上、ご連絡ください。
https://mailform.mface.jp/frms/shiika777/g6uysjivlwzx

◆支払い方法
定額小為替にて、1,500円×人数分を指定の住所までご郵送ください。
到着確認後、チケットを郵送いたします。

今週も、演出家:島崎敦毅(しまざきあつき)さん 主催【表現演技研究所WARDS×WORKS】に参加してきました。



前半は、準備運動と各自の確認事項を。


後半は、先週に引き続きエチュードを行いました。
会話ベースなのは変わりませんが、そこに『目的』が追加されました。
1つのテーマに対して、賛成か反対か。
シンプルではありますが、これにより『対立関係』が生まれるのです。
お互いの立場が明確な為、普段とは異なった芝居になりました。

更にその後は3人で、『互いにどちら側かを教えずに、バレないように且つ目的を達成させる』を考えながら行いました。
賛成のカードが2枚、反対のカードが2枚。

手に取るのは3人…。

相手は、敵か味方か?
そもそも、見方が居るのか?
自分の意見を上手く誘導出来るか?
主張の匙加減は、どの位か?
ここはあえて賛同するべきか?
言葉や動作に不自然な点が無いか?

完全に腹の探り合いです。

自分の思惑を悟られずに意見を通す。
日常でも、珍しくない状況ではないでしょうか。
それを改めてエチュードとして行うと、色々な事に気付くものです。


先週のエチュードがアクションに重点を置いたの『動』ならば、今週は内面に重点を置いた『静』でしょう。
表現のトレーニングとしては、どちらも欠かせない部分だと思います。


さてさて理解はしましたが、これを意識して出来る様になるにはまだまだかかりそうです。