シルク 2023年2歳馬の状況(関東馬①編) | アトラの極私的競馬ブログ(シルク一口馬主)

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今週から2歳戦も始まり、初日からなかなか強い馬が出てきました。ノーザンFの馬も幸先のよいスタートを切ったようです。

さて、私の今年の3歳馬はというとアイスグリーンやペースセッティングは出たものの、勝ち上がり率が低くて満足のいく内容ではありませんでした。というか、シルクの3歳馬はまったく成績を残せていませんからね。

 

今年の2歳については、個人的にはサリオスの世代に並ぶ黄金世代と思っており非常に期待しています。毎年この時期にアトラの2歳馬の近況を書いているので、今年も進めましょう。まずは関東馬①から。

 

 

●グランアトミカ メス (ダイワメジャー×アトミカオロ) 手塚厩舎

担当者「週5回坂路コースをハロン15~16秒ペースで1~2本登坂していましたが、現在はリフレッシュ目的で、週3回トレッドミルで軽めのキャンター、残りの日はウォーキングマシンでの運動を行っています。先月よりも調教を重ねたことで、操作性が更に良くなり気性面の成長を感じます。大型馬らしい緩さはすぐに解消されるものでは無いものの、腰回りに筋肉が付き、徐々に馬がしっかりとしてきたように感じます。坂路での動きも前後のバランスが良くなって、質の高いキャンターを継続できるようになってきました。今後もリフレッシュを取り入れながら、体幹を鍛え上げていきたいと思います」馬体重556kg(2023 6/1)

(2022年5月)

 

550㎏を超える大型馬なのでまだまだ仕上がりは途上ですが、すでに15-15はやっており少しずつ進んでいます。あとは脚元だけには十分注意してもらいながら、しっかりと鍛えてほしいです。秋ぐらいには競馬場で会えるでしょうか。

 

 

●カンティアーモ メス (エピファネイア×リビアーモ) 木村厩舎

天栄担当者「今週はやや坂路コースでのペースを上げており、週3回の坂路入りの内、1回は14-13ペースで、残りの2回は15-14ペースで動かしています。大きな心配は要らないものの、この中間には熱発が見られました。まだ体力不足な部分が影響しているのでしょうし、来月のデビューを目標にここまで進めていますが、そこに拘り過ぎる必要は無いのかなと感じています。馬体重は499kgです」(2023 6/2)

(2022年5月)

 

すでにゲート試験に合格し、現在は天栄で調整中。

当初は6月のデビュー予定でしたが、天栄で中間熱発などもあり、少しをペースを落としている感じです。それでもいまのところ7月デビューが目標のよう。

ノーザンファーム空港ではかなり評判でしたが、そこからは少しトーンダウンしている感じ。それでもかなり良い馬には変わりなく、私の期待も全く落ちていません。夏ごろにはデビューできるかな。

 

 

●デンティベス 牡 (モーリス×ロゼリーナ) 田村厩舎

田村康仁調教師「1日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3歳未勝利馬と併せる形を採り、最後は馬体を並べてゴールしています。本来であれば坂路コースで何本か速めのところを行ってからWコースで負荷を掛けて行きたいところなのですが、今週から坂路コースが改修の為に閉鎖されてしまっているので、乗り手には『Wコース1本目の追い切りになるので、無理はしない程度で』と指示をしていました。その通り、最後まで馬なりのままでしたが、ラスト1ハロンは11.8秒をマーク出来ており、余裕のある動きを見せてくれましたね。ゲート試験時にはまだモタモタして動き切れなかったのが、ノーザンファーム天栄でしっかり乗り込んでくれたので、基礎的な部分が前回よりも強化されているように感じます。この調子で徐々にピッチを上げていきながら、デビュー戦に向けて進めていければと思います」(2023 6/1)

(2023年4月)

 

4/6にゲート試験に合格し天栄へ放牧。その後5/24に帰厩しています。

このままいけば、私の2歳出資馬では一番早いデビューになりそう(3回東京予定?)。前進気勢が強い馬でそこが良さだろうと思いますが、気性の難しさも内包しているということでしょうかね。ただ、なかなか進まない馬よりはよほど良いですし、その気の強さが勝負根性につながってくれれば。厩舎としても期待してくれていますし、田村厩舎の2歳馬はすでにバスターコールが勝ち上がりましたので、厩舎の勢いをかってこちらも続いてほしいです。

 

 

●オールライズ 牡 (モーリス×ツルマルワンピース) 大竹厩舎

担当者「右トモの状態を考えて舎飼で様子を見ていましたが、先週より曳き運動を開始しました。獣医師には定期的に患部の状態を診てもらっているものの、跛行したハッキリとした原因が突き止められていません。鶏跛のような格好となっており、この歩様が続くようであれば近い内に社台ホースクリニックにて精密な検査をする必要があるでしょう。大竹正博調教師からも、『トモだけでなく前脚の硬さもある馬なので、焦らず慎重に進めて欲しい』と依頼を受けていますから、時間を掛けてしっかりと立て直していきます」馬体重596kg(2023 6/1)

(2023年5月)

 

4月下旬までは早来でハロン15秒程度の調教を進めていましたが、4月末に右トモを跛行して舎飼いで様子を見ていました。跛行の原因がはっきりしないようですし、歩様にも少々問題があるようです。前脚の足付きの心配もありますし、すでに600㎏弱と馬体重の心配もつきまといます。どれくらいで元のペースに戻れるか正直全く見えませんし、元のペースに戻ったとしてもデビューまでにはまだまだクリアするべき課題はありそうですね。ただ、1歳時に直接見たときの衝撃は忘れられません。少々時間がかかっても競馬場でその雄姿を見られるときをゆっくり待とうと思います。

 

 

●ミアネーロ メス (ドゥラメンテ×ミスエーニョ) 林厩舎

空港担当者「引き続き坂路コースと周回コースを織り交ぜた調教を行っていました。坂路では先月同様に速いところでハロン15秒まで脚を伸ばしていましたが、このペースにも慣れてきて、身のこなしにも余裕が出てきた印象でしたね。気性面に関しては依然として我の強さ等はありますが、調教に支障をきたすほどのものではありませんので、今後も気を抜かずに進めていけば大丈夫だと思います。週末にトレセンへ入厩する予定となったことから、本日こちらを出発しています。出発時の馬体重は512kgでした」(2023 6/1)

(2023年5月)

 

6/3に林厩舎に入厩しました。まずは順調に進んでいます。この血統ですから気性の心配はつきまといますし、実際「精神的には良くも悪くもおとなしくありません」と言われています。まあ現状は許容範囲内のようですが。

期待のドゥラメンテ牝馬ですし、林厩舎もソングラインを筆頭にアナザーリリックなど牝馬で好成績を挙げているように感じられるので、偉大な厩舎の先輩に続いてほしいですね。

この気性ですから、ゲート試験に合格したらいったん放牧ですかね。秋前にはデビューできるかな?

 

 

では、続きはまた後ほど。