ダービーも終わり、いよいよ今週から2歳戦が始まります。というわけで、毎年この時期にアトラの2歳馬の近況を書いているので、今年も進めますか。まずは関東馬①から。
●エディストーン 牡 (ハーツクライ×エディスワートン) 田中博厩舎
担当者「飛節後腫が完治していませんから、依然として乗り運動は行っていないものの、順調に負荷を高めることが出来ています。さすがに元気が余っている様子でトレッドミルでの運動中は気持ちの昂ぶりが目立ちますし、それが影響して怪我に繋がりかねませんから、注意していく必要があるでしょう。また、毛艶は悪くないものの、体が緩んでしまっていて、乗っていた時と比較すると見映えは劣ってしまいますが、だからと言って体調がひと息な訳ではありませんし、運動は継続して行えていますからね。この調子で軌道に乗せていければと思います」馬体重520kg(2022 6/1)
(2022年5月)
飛節後腫から坂路で軽く乗れるところまで回復しましたが、今度は捻挫となかなか順調に育成を進められず。もどかしさばかりが募りますが、ここは焦っても仕方がありません。もともと血統的にもゆっくりと成長を待つタイプだと思っていましたので、じっくりと回復を待つこの期間が吉と出るはずと自分に言い聞かせます。
●アルメリア メス (ハーツクライ×アルビアーノ) 木村厩舎
担当者「先月から意識的に上体を起こして走らせてきましたので、この馬なりにバランスは良くなってきています。ただ、ペースが速い時には時折前にノメるような格好で走っていますから、もう少し後ろを使えるようになるとそれが改善されてきて、楽に動けるようになるでしょう。また、この中間は体重こそ増えているものの、しっかりと乗り込めていることから無駄肉が取れて体が洗練されてきましたし、気候も暖かくなってきたことで馬体の張り・艶はグングン良化していますね。見た目と動きそれぞれ良化しているのは確実ですので、この感じで馬の成長に合わせて調整していければと思います」馬体重491kg(2022/6/1)
(2022)年5月)
手術歴はありますがすでに坂路15秒をやっており、成長には問題ありませんね。坂路の走りはまだまだ重いので、もう少ししっかり鍛えてからの移動で問題ありません。素質は感じられますのでじっくりと進めてもらいましょう。
●ソワドリヨン めす (ハーツクライ×ルシルク) 古賀慎厩舎
古賀慎明調教師「先週お伝えしたように物事に対して慎重な性格の持ち主ですので、それに合わせてこの中間もゲート練習を行ってきました。徐々に慣れてきた様子で、音を聞かせての発馬もそれなりに出てくれるようになりましたし、これなら大丈夫だろうと思い先週末に試験を受けたのですが、発走委員より1歩目が遅いと言われまして、不合格となってしまいました。やや厳しいジャッジだったものの、その点以外は問題ありませんでしたし、25日に再度受験しまして、今度は見事に合格しています。なお、この後は一度牧場へ戻して心身のリフレッシュを挟む方針です」(2022/5/25)
(2022年5月)
5/12に古賀慎厩舎に入厩。5/25ゲート試験に合格し、5/27天栄に放牧に出ています。母系にRobertoが入って開花が早めになるとの予想どおり、順調に進んでいます。思いのほか軽い走りをしますし、距離もけっこうもちそう。新潟辺りの長めの距離でデビューしてくれるといいなあ。
●トラディスカント 牡 (エピファネイア×ロゼリーナ) 和田正厩舎
担当者「当初は早期入厩を視野に入れていましたが、馬の成長に合わせて焦らず進めていく方針となりましたので、この中間も基礎固めに重きを置いて丹念に乗り込んでいます。春に慌てなかったことが良い方へ向いており、動きだけでなく中身も良くなってきました。もう少し体にボリュームが出てくると質の部分も高められそうですし、体全体を使わせるような調教を行ってパワーアップさせたいですね。ただ、この中間は一時的に胃潰瘍で飼い葉を食べる量が減ってしまった経緯があり、まだ体質的にしっかりとしていないところが見受けられますので、その辺りは注意しておきます」馬体重454kg(2022/6/1)
(2022年6月)
430kg台からなかなか増えなかった馬体重も今月には454kgとなり、夏前にいよいよ成長してくれますかね。血統的にはもちろん期待していますが、まだまだ体質的に弱いところもあり、坂路の走りも体全体を使っての走りではないのでじっくり成長を促しながらでOK。秋にはたくましい姿を見せてくれるはずです。
●フラミニア メス (モーリス×リミニ) 国枝厩舎
天栄担当者「先週末にこちらへ移動してきましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。今週半ばから乗り運動をスタートしており、現在は周回コースで軽めに乗っています。まだ環境に慣れずにソワソワする部分はありますが、今のところ大きな問題はありません。馬体重は461kgです」(2022/5/27)
(2022年5月)
5/13に国枝厩舎に入厩。5/19ゲート試験に合格し、5/21天栄に放牧に出ています。エアグルーヴ牝系なのでもう少し遅めかと思っていましたが、かなり早めに始動しています。前脚がぐっと前に出るダイナミックなフォームで坂路を駆け上がる姿には期待せずにはいられません。まずはマイルくらいの距離からですかね? こちらも夏競馬にはデビューできるでしょう。
では、続きはまた後ほど。


