5週間でようやく退院できました…ネフローゼ再発1回目
こんにちは。橋本です。
一般に言われるとおり、順調に再発したネフローゼ。
薬の服用のみで、一度寛解(かんかい:「症状が消失する」こと)状態が続いたものの、4か月後に期待通りというか、何というか(苦笑)。
最善の治療を考えると、受け入れざるをえなく、また入院。
それでも5週間、入院治療もトラブルなく、ようやくお医者さんのOKを取り付けることができまして、やっと無事退院することができました。
日々忙しいライフスタイルを否応なく迫られる世間では、時間のことをよく「あっという間」なんていったりしますが、今回の入院はそんな風に感じられませんでしたね。
長かったー。
結局、都合、5週間ですから。
8月ももう終わりという時期に再発してしまったので、8月、9月、10月と経過。
その間に、季節が夏から秋へと、移り変わってしまいました。
まあ、病院のやさしい空調の中では、季節のうつろいを肌で感じることはできませんでしたが…。
やっと退院ということで、朝、病院の目の前の鶴舞公園で、ちょっとだけ散歩を楽しんでみました。
約5週間、運動も安易に許されないような雰囲気で、ほぼ部屋に軟禁状態というのも、つらかったし。
まあ、あっちふらふら、こっちふらふらする患者さんでは、対応する看護師さんも大変でしょうが。
退院後には、ゆっくり散歩する機会もないだろうということで、とりあえず久しぶりの朝の散歩です。
まだ、こんな色鮮やかな花が咲いてるんですね。
鶴舞という地名にちなんで、名大病院の病棟は、「鶴が羽を広げた感じ」にデザインされているそうです。
なるほど。。。言われるまで気がつきませんでした。
和風テイストな池もありますよ、と。
天気も良くなってきて、なんとも歴史ある建物をみてると、子どもの頃の休日な雰囲気が、ふとよみがえったりなんかします。
非日常だから不安なんですよね
さてさて。
私が入院していた病棟は、泌尿器科や腎臓内科の患者さんがいたということで、入院期間中にも、腫瘍(しゅよう)の摘出手術をする患者さんも多くいました。
大変な闘病となる化学療法を続ける方もいました。
手術前にお話を聞いてみると、大きな手術にもかかわらず、楽天的な人。
反対に落ち込んでいる人。
不安をあらわしたくないのか、気丈をふるまっている人。
思うところは人それぞれなわけで、人間はこういう「非日常的」なときこそ、その人「らしさ」がよく見えてくるのかな、と思ったり思わなかったり…。
で、「よくまあやってますよね」と思うのが、こうした患者さんたちの「非日常」に接しているお医者さんたちです。
お医者さんたちにとっては、手術も、それにかかわる事前の準備、説明、術後のアフターケアも「日常」なのかもしれません。
しかし患者サイドからみてみれば、手術に向かうということは、不安そのものであり、希望であり、先の見えないものでもあります。
これをナビゲートしていくのが、お医者さんの仕事。
それをこの入院中に見て感じることができたというのは、いい経験でしたよ、と。
見方ひとつで、見えてくるもの、感じるものが、やはり違いますね。
まあ、人それぞれ、その時その時で、大切なもの、立場が違うわけで。。。
以前の自分では、お医者さんをこんな目で見なかったのかなと思った次第であります。
見方や価値観の変化って、いつおこるか分からんもんですね。
「子どもなんていたら好きなことができなくなる…」と、ついこの間までなげいてたママが、今では息子の世話をするのが生きがいそのものになってる、なんてこともあるんですから。
というわけで。
では、再び日常モードに戻る私ですが、今後もよろしくお願いしますね。
橋本夏樹