味慣らし、スプーン慣らし
こんにちは。橋本です。
初めての離乳食のとき。
赤ちゃんのお口に離乳食を運んでも、べーっと吐き出したり、スプーンを断固拒否したりすることがあります。
なぜ、スムーズに食べてくれないのか?
1つは、母乳を吸うために、生まれつきそなわっている哺乳反射が出ているためです。
哺乳反射は生後5~6か月で自然に消えるまで、無意識に出る動作なので、無理にこの動作をおさえるのは難しいです。
べーっと吐き出す、もう1つの理由。
それは、母乳以外の味に、違和感を感じて。
離乳食で初めて、母乳以外の味を体験すると、思わず口の外に出そうとしてしまうんですね。
で、もう1つ、スプーンを断固拒否する理由。
これも、はじめて見るスプーンという、異物を口に入れられるのが怖いからです。
では、どうしたら、スムーズに食べてくれるのか?
当たり前ですが、何回もトライを続ければ、そのうち食べてくれます。
でも、トライのたびに、食べてくれるかわからない離乳食を準備するのは大変です。
そうならないためには、「味慣らし」「スプーン慣らし」をおすすめします。
離乳食を始めようかなあ、という1~2週間ぐらい前。
お風呂あがりの喉がかわいているときに、スプーンで麦茶や果汁ジュースなどを飲ませてあげます。
これが、「味慣らし」「スプーン慣らし」です。
母乳以外の味、そしてスプーンに慣れてもらうのが目的ですね。
「味慣らし」「スプーン慣らし」で、スムーズに飲み込めるようになってから、離乳食を開始する。
そうすると、順調に離乳食のスタートを切ることができます。
「味慣らし」「スプーン慣らし」は、助走期間のようなものですね。