私は子どもの頃から比較的「我慢強い、忍耐力がある」と評価されることが多く、そういう自分に価値があると思って生きてきた。
必然的に、我慢する・耐える場面が多かったのだが、そんな自分は良い(=評価に値する)人間であり、年齢とともに累積されていく我慢はいつかきっと報われると信じていた。
だが、衝撃の事実に気づいてしまった。
人生振り返ってみて、「我慢してよかった」と思ったことなど一度もないことに。
「やってよかった」と思うことは一番いい。
時に「やらなきゃよかった」と思うこともある。
だが、記憶を辿れる限り「我慢してよかった」は本当に一度も思い浮かんだことがない。
近いのは「あのときこれをやらなかった(買わなかった)から、代わりにこれができた(買えた)」とかくらいだが、そのときもその結果を我慢のおかげだとは思ったことがない。
むしろ、そういう流れだったんだなぁ、運だなぁと感じる。
こと日本人には、「我慢が美徳」という価値観が浸透しているが、これって、単にそういうルールにでもしなければ誰も我慢なんてしなくなるからなんじゃないだろうか。
ある意味ルサンチマン?
奴隷道徳?
価値判断の逆転?
別に私の人生は、我慢するためにあるわけじゃないのだ。
気づいたらぞっとした。