7月21日
流産手術後の経過を見るために病院。
経膣超音波で確認して、出血も止まって綺麗になっていた。この前までここにいたのにな…本当にいないんだって胸が苦しくなった。
そこから、子宮筋腫の手術についての説明。
次の生理が始まったら、4ヶ月〜6ヶ月間は生理を止めてなるべく筋腫を小さくして、その後手術をするとのこと。
私が行っている病院は開腹手術しかしておらず、内視鏡での手術を希望するのであれば、紹介状を書いてくれるとのこと。
ここは悩みどころ…。まだ時間はあるからゆっくり考えてねと言ってくださった。
まだまだ気持ちが落ち込んでしまって、ダメダメな日もあるけれど、また絶対に戻って来てほしいから頑張ります。
そのあとは、主人が気分転換に部屋の模様替えでもしようか!と言ってくれて買い物へ。
本当は午後仕事の予定だったのに、休んでくれてずっと一緒にいてくれた。(主人は自営業)
生理を止めるお薬は、更年期障害のような副作用がでることがあるということで少し怖い…そして何より高い![]()
しっかり働いて、治療もしてまた赤ちゃんが心地いいと思える環境になった時、きっと戻ってきてくれると信じてひたすら前を向いて進んでいくのみ。
7月10日
手術当日。
週末、妹が遠方から姪っ子達を連れて泊まりに来てくれた。姪っ子が小さな体で私に力いっぱい抱きついて来て「赤ちゃんまた戻ってくるよ。大丈夫。」って言ってくれた。行きの車の中で何度も練習してくれてたって聞いて涙が止まらなかった。妹達のおかげで土日は気が紛れて比較的落ち着いて過ごせた。
当日は、主人と父がこれまた朝一で遠方から来てくれてずっと付き添っててくれた。
子宮筋腫が原因で、長い時間効く全身麻酔を使用するため急遽一泊入院になった。
手術ギリギリまで主人が他愛もない話をしてくれて、本当に救われた。
看護師さん、助産師さん、産科の先生方が本当に優しくて優しくてすごく落ち着いて手術に望めた。
難航すると言われていた手術もとてもスムーズに終わり、術後の回復も先生がびっくりするほど元気になってしまい急遽帰宅の許可が降りた笑
主人と本当に最後の最後まで親孝行で優しい子だねと赤ちゃんに感謝した。
意識が朦朧とする中、主人に私が譫言で「赤ちゃん、いなくなっちゃったね」と言っていたらしい。
看護師さんに、仕事の復帰のタイミングなどを聞いている中はと言われた言葉が「手術とはいえ、小さなお産」この言葉がすごく心に響いて涙が出た。
残念な結果に終わってしまったけど、私は我が子を産んであげられたと思っていいんだと救われた気がした。
小さな小さな我が子は、最後の最後まで私に負担をかけないようにお空に旅立ちました。
本当に本当に可愛くて愛おしい子でした。
まだまだあなたのことを思って、パパとママは涙を流してしまうこともあるけれど、少しずつ確実に前を向いていこうと決めました。
絶対にあなたを忘れない。ずっとずっと大切に思ってるよ。
近いうちに水子供養に行き、その後子宮筋腫の摘出手術もすることになっています。
1日でも早くまた私たちの元に戻って来てくれるよう、最善を尽くそうと思います。
今回の稽留流産を通じて、改めて家族の愛情、主人の愛情をとても感じることができ、その他にも気付かされることがたくさんありました。
すべて我が子のおかげです。
この気持ちを一生忘れずに、夫婦でまた一歩ずつ進んでいこうと思います。
7月7日
6月17日、生理が遅れていて微熱も続いていたため、もしかして…と妊娠検査薬をしてみた。
陽性反応が出て、夫と大泣きしながら抱き合った。嬉しくて嬉しくて仕方なかった。妊活をして3年不妊治療もしていたが諦めかけていた時のまさかの自然妊娠。本当に嬉しくて嬉しくてすぐに自分の家族に報告。みんな泣いて喜んでくれた。
その後病院にいくが、胎嚢は見えても赤ちゃんの姿は全く見えず。
子宮筋腫が子宮の入口に8cmの大きさで存在しなかなか見えないと先生に言われていたが、なんだか嫌な予感がしていた。
そして7月7日、稽留流産の診断が言い渡された。目の前が真っ暗になり、先生の声が遠く聞こえた。すごく丁寧に手術の説明もしてくれていたし、励ましの言葉も言ってくれていた気がするが全く記憶にない。そして何より夫がずっと泣いていた。私は夫に、ひたすら謝った。
夫は少し落ち着いてから、「私をせめて泣いているわけではないんだよ。メソメソしてごめんね。」と気持ちを切り替えようと必死だった。
その後、これからもずっと一緒に乗り越えていこうね。もし将来的に赤ちゃんができなくてもきっと2人でも幸せだよ。俺は、君と一緒にいることがまず幸せだから。と言ってくれた。
この言葉は絶対一生忘れないし、この人が夫で本当によかったと思った。
夜、母と妹が来てくれた。一緒に泣いてくれた。
7月10日に手術をすることになっている。そして術後の経過をみて、子宮筋腫の手術もすることになっている。
稽留流産はよくあることなんていうけど、まさか自分に起こるとは思っていなかった。この数週間、自分のお腹に赤ちゃんが宿っているということ自体が本当に幸せで、どんなに体調が悪くても、飲めるもの食べられるものに制限があっても全く平気だった。そんなことどうでもいいくらい幸せだった。
私の場合、子宮筋腫が大きくなっていたことを全く知らず、赤ちゃんが教えてくれたのかな。このままだとママの体が危ないよ。ママのお腹が綺麗になったらまた戻ってくるからねと言われている気がした。そう思わないと今はとても普通ではいられない。