7月7日 | せっかち嫁とのんびり夫

7月7日

6月17日、生理が遅れていて微熱も続いていたため、もしかして…と妊娠検査薬をしてみた。

陽性反応が出て、夫と大泣きしながら抱き合った。嬉しくて嬉しくて仕方なかった。妊活をして3年不妊治療もしていたが諦めかけていた時のまさかの自然妊娠。本当に嬉しくて嬉しくてすぐに自分の家族に報告。みんな泣いて喜んでくれた。


その後病院にいくが、胎嚢は見えても赤ちゃんの姿は全く見えず。

子宮筋腫が子宮の入口に8cmの大きさで存在しなかなか見えないと先生に言われていたが、なんだか嫌な予感がしていた。


そして7月7日、稽留流産の診断が言い渡された。目の前が真っ暗になり、先生の声が遠く聞こえた。すごく丁寧に手術の説明もしてくれていたし、励ましの言葉も言ってくれていた気がするが全く記憶にない。そして何より夫がずっと泣いていた。私は夫に、ひたすら謝った。

夫は少し落ち着いてから、「私をせめて泣いているわけではないんだよ。メソメソしてごめんね。」と気持ちを切り替えようと必死だった。

その後、これからもずっと一緒に乗り越えていこうね。もし将来的に赤ちゃんができなくてもきっと2人でも幸せだよ。俺は、君と一緒にいることがまず幸せだから。と言ってくれた。

この言葉は絶対一生忘れないし、この人が夫で本当によかったと思った。


夜、母と妹が来てくれた。一緒に泣いてくれた。


7月10日に手術をすることになっている。そして術後の経過をみて、子宮筋腫の手術もすることになっている。


稽留流産はよくあることなんていうけど、まさか自分に起こるとは思っていなかった。この数週間、自分のお腹に赤ちゃんが宿っているということ自体が本当に幸せで、どんなに体調が悪くても、飲めるもの食べられるものに制限があっても全く平気だった。そんなことどうでもいいくらい幸せだった。

私の場合、子宮筋腫が大きくなっていたことを全く知らず、赤ちゃんが教えてくれたのかな。このままだとママの体が危ないよ。ママのお腹が綺麗になったらまた戻ってくるからねと言われている気がした。そう思わないと今はとても普通ではいられない。