7月10日
手術当日。
週末、妹が遠方から姪っ子達を連れて泊まりに来てくれた。姪っ子が小さな体で私に力いっぱい抱きついて来て「赤ちゃんまた戻ってくるよ。大丈夫。」って言ってくれた。行きの車の中で何度も練習してくれてたって聞いて涙が止まらなかった。妹達のおかげで土日は気が紛れて比較的落ち着いて過ごせた。
当日は、主人と父がこれまた朝一で遠方から来てくれてずっと付き添っててくれた。
子宮筋腫が原因で、長い時間効く全身麻酔を使用するため急遽一泊入院になった。
手術ギリギリまで主人が他愛もない話をしてくれて、本当に救われた。
看護師さん、助産師さん、産科の先生方が本当に優しくて優しくてすごく落ち着いて手術に望めた。
難航すると言われていた手術もとてもスムーズに終わり、術後の回復も先生がびっくりするほど元気になってしまい急遽帰宅の許可が降りた笑
主人と本当に最後の最後まで親孝行で優しい子だねと赤ちゃんに感謝した。
意識が朦朧とする中、主人に私が譫言で「赤ちゃん、いなくなっちゃったね」と言っていたらしい。
看護師さんに、仕事の復帰のタイミングなどを聞いている中はと言われた言葉が「手術とはいえ、小さなお産」この言葉がすごく心に響いて涙が出た。
残念な結果に終わってしまったけど、私は我が子を産んであげられたと思っていいんだと救われた気がした。
小さな小さな我が子は、最後の最後まで私に負担をかけないようにお空に旅立ちました。
本当に本当に可愛くて愛おしい子でした。
まだまだあなたのことを思って、パパとママは涙を流してしまうこともあるけれど、少しずつ確実に前を向いていこうと決めました。
絶対にあなたを忘れない。ずっとずっと大切に思ってるよ。
近いうちに水子供養に行き、その後子宮筋腫の摘出手術もすることになっています。
1日でも早くまた私たちの元に戻って来てくれるよう、最善を尽くそうと思います。
今回の稽留流産を通じて、改めて家族の愛情、主人の愛情をとても感じることができ、その他にも気付かされることがたくさんありました。
すべて我が子のおかげです。
この気持ちを一生忘れずに、夫婦でまた一歩ずつ進んでいこうと思います。