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サファイアのブログ

スピリットの成長と日々の変化を日記にしていきます。
                       進化する魂






≪2014/05/19 VOL271≫

世間で流れるニュースに触れて、ときどき違和感を覚えることがある。先週末

も、米ワシントンD.C.では連邦議員の総辞職を求めて多くのアメリカ市民たち

が大規模なデモ行進を行っていたのだが、大手マスコミではこの話題が全く

取り上げられていない。また、これまで「反政府」と思われるほどに強い論調

を打ち出していたサイトでさえも、今回のデモについては触れられていない

場合が多かった。

しかし、下記リンクの画像を見ても分かるように、アメリカのワシントンD.C.

では、実際に大規模な市民デモが行われている。



http://www.truthandaction.org/

http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?read=308187

同じく、ヨーロッパ各地でも時折り大型市民デモが発生しているが、それも

殆ど報道されていない。

http://rt.com/in-motion/159568-clashes-european-day-of-action/

ちなみに、今回の米ワシントンD.C.のデモに参加した多くは各州の国家警備隊

(州軍の兵士)やミリシア(民兵組織)のメンバーであり、いざとなれば戦う

意思も手段も持っている人々である。



またアメリカ連邦軍内部にも、さらなる不穏な空気が漂い始めている。

アメリカの退役軍人省が運営する医療施設において長期にわたる診察や治療の

遅れから多くの患者が死亡していることが発覚、しかも施設側が書類を改ざん

するなどの隠蔽工作を行っていたことも分かり、全米で一大スキャンダルへと

発展している。

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/328546c0-dd10-11e3-8546-00144feabdc0.html#axzz321DyB9dM

これに関し、『全責任はオバマ政権にある』と多くのペンタゴン兵士たちは理解

しているという。こうした状況を受け、ホワイトハウス内では毎日のように

怒号が飛び交っている、とCIA筋は伝えている。

http://benjaminfulford.jp/















◆ 米国「シェールガス革命」の嘘と封印された技術の開発

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≪2014/05/26 VOL272≫

日本政府やアメリカ政府筋によると、先週 日本政府は世界銀行に預けていた

約1000トンの金(約41兆円分)の返還を要請したが、実質的に世界銀行を

管理しているアメリカ財務省がそれを拒んだという。

アメリカ財務省の言い分としては、『それらの金は、現時点で日本名義とされて

いるものの、本当の所有者は「ドラゴンファミリー」というアジアの家族群れ

であり、日本政府に引き渡すわけにはいかない』とのことだ。



とは言え、アメリカ財務省は 同じく金の返還を求めているドラゴンファミリー

の申し立てにも応じる様子はない。結局、日本がIMFや世界銀行、BISなどの

国際金融機関を支配する欧米の家族群れから金を取り戻すためには、アメリカ

財務省と密に協力をして動くしか方法はなさそうだ。



同じ日本政府筋は、『オバマ米大統領やダニエル・ラッセル東アジア・太平洋

担当国務次官補が4月末に来日した際、彼らは福島復興のために取り置かれて

いた資金の大半をアメリカの倒産回避のために奪っていった』との情報も寄せ

てきている。さらに同筋や中国政府筋によると、米オバマ政権は延命資金を

集めるために、日本の大手マスコミや福島の不動産、日本の原発利権などを

売却しようと、勝手に中国へと交渉を持ち掛けているのだという。



その一方、CIA筋からは『ラッセルは、資金を得るために中国政府に揺さぶり

を掛けようと、中国国内、並びにタイやベトナム、フィリピン、朝鮮半島など

の中国周辺国でテロや暴動などの事件を画策している』との情報が寄せられて

きている。

しかしタイでは、王族に忠実な軍部が先週末にクーデターを起こし、CIAが・・

http://benjaminfulford.jp/



みなさん、古事記はご存じ?読んだことは?その裏の話は?
飛鳥昭雄が細かくわかりやすく説明しています
まさか~~とか、ほんと~~~とか、なるほど~~とか、ほへ~~~とか、

うなりますよ


ぜひ、これだけでも一時間はありますから時間のある時に
ゆるりと聞いてください
日本の国はすごいです

最初は神の話、聖書と照らし合わせてお話が出ます
でもね、古事記と聖書の内容がほぼ同じなのが不思議、
古代フリーメーソンのことは日本なんだすね

いや~~~~~~いや、すばらしいんです

日本最古の神社は京都若狭の「籠神社」(このじんじゃ)、、と読みます。
宮司は「あまべさんといいます
この人は物部系です

出雲と伊勢神宮をつくったのが、籠神社
徐福が最初に上陸したのが若狭湾

始皇帝はヘブライの民
徐福もヘブライの民

漢民族ではないのです


出雲大社右矢印大国主命右矢印物部系右矢印ユダヤ教(一神教)

物部系は旧約聖書を持っていた
秦系は新約聖書を持っていた




物部系は「血の儀式」をしていました
秦氏系が物部を改ざんし物部は押さえ込まれた
まあ、悪く言えばデス
よく言えば、物部系が秦氏系に国を譲るんです

*ここで、ひとつ言いたいのは「このころに血の儀式をしていた人々がとてもひどい

               差別を受けています

               それが、士農工商より低い人々とされたんですね

               なのでルーツは物部系の人々


               しかし、日本最古の物部の人々が地に落とされたことに

               なりますが、それも秦氏が策略したということが

               想像できます


ケンカをしたわけではないようですが、譲ったのですから
後ろへ隠れることになりました
それが、昨年、今年と「式年遷宮」という伊勢神宮で執り行われる
儀式によって和解するというものだそうです


なので、これから以後、物部系の情報は表に出てきます


楽しみです


             飛鳥昭雄のDVDはアマゾンでも好評中

             (この画像は6月10日ごろまで発信しています)





日本がガス分野での提案を準備

2014年5月30日 エカチェリーナ・メレミンスカヤ, ガゼータ・ル紙

日本は海底ガス・パイプラインの敷設をロシアに提案し、59億ドル(約5900億円)の建設が両国にとって有利であることを、証明しようとしている。ロシアの国営ガス会社「ガスプロム」は、技術的に困難なプロジェクトであるため、実現には懐疑的だ。専門家は、ガスプロムが買い手に強く依存する可能性を指摘する。





AP通信



ガス

極東

露日関係


ビジネス ヘッドライン

ユーラシア経済連合条約に調印
ユーラシア経済連合条約に調印

「中小ビジネスを重視せよ」
「中小ビジネスを重視せよ」

アジア市場にロシア産穀類
アジア市場にロシア産穀類

ヤマルLNGは中国資本で
ヤマルLNGは中国資本で


日本がガス分野での提案を準備
AP通信


日本がロシアからの天然ガス・パイプラインの敷設を目指して動いていると、アメリカの通信社「ブルームバーグ」が伝えている。33人の日本国会議員からなる連盟は、秋に予定されているウラジーミル・プーチン大統領の訪日が実現した際、安倍晋三首相がこれを議題に挙げることができるよう、提案パッケージを作成した。



サハリンから茨城県まで、見積は59億ドル

 サハリンから茨城県までの、全長1350キロメートルのパイプラインが想定されているという。議連を率いる竹本直一自民党衆院議員がブルームバーグの取材に応じ、これを明らかにした。プロジェクトの見積価格は59億ドル(約5900億円)。

 日本は昨年、8749万トンの液化天然ガス(LNG)を輸入した。

 昨年のガスの輸入額だけで7兆ドル(約700兆円)を支払っている。額は3年間で2倍以上に拡大。今のところ、日本はロシア産LNGを必要としている。ロシアからの輸入量は、日本の全LNG輸入量の9.8%。オーストラリア、カタール、マレーシアに続く4番目に位置している。

 5月のLNG平均価格は100万BTUあたり13.5ドル(約1350円)。2月がピークで、19.7ドル(約1970円)だった。パイプラインを建設すると、ガス輸入価格を著しく抑えることができる。竹本議員は、「LNG工場の建設は大きな投資で、ガス料金を著しく増大させる」と説明する。

パイプラインの輸送能力は年間200億立法メートル。これはLNG1500万トン、または日本の輸入量の17%。



賛否両論


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在日通商代表部に聞く日露貿易

 日本がパイプライン建設の問題を提起したのはこれが初めてではない。すでに9年が経過しており、福島原発事故によって新たな協議が始まった。ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は2012年、このプロジェクトの妥当性に疑問を示した。「複数の敷設コースを分析したが、答えは同じだった。日本までのパイプライン敷設は、技術的にも、経済的にも妥当ではない。したがって結論は出ていて、LNGのみの輸出となる」。ガスプロムはガゼータ・ルの取材に対し、こう答えた。「プロジェクトの採算性についてのガスプロムの意見は変わっていない。この地域では地震活動が活発であることがみとめられるし、深さが最大3000メートルの、海嶺の起伏の激しい海底で、パイプラインを敷設することは、既存の技術的可能性の限界に近い」

 独立エコノミストの藤沢治氏はこう話す。「ロシアは市場の拡大に関心を持っている。中国と契約を結んで、次は日本。そうすればヨーロッパへの輸出に依存しなくてもよくなる」

ロシアの専門家も、パイプラインに複数の長所を見いだしている。ロシアの資産運用会社「コンサーン・ジェネラル・インベスト」のヴラジスラフ・メトネフ氏はこう話す。「買い手にとっては、パイプラインのガスが全体でLNGより20~25%安くなる。これに加え、日本はガス輸入国として、ロシアとの交渉で良い地位を得られるだろう。ロシアにとっては、パイプラインのコースは技術的な観点から、よりわかりやすく、すばやいソリューション。ノース・ストリームやブルー・ストリームのプロジェクトで、すでに経験がある」



相互の信頼が必須

 ただこの案には、ガスの唯一の買い手に依存してしまうという、リスクもある。このリスクは長期契約によって低減可能。契約条件(価格や輸入量)が変わった際に、損失を被る買い手側が融資する契約である。


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ヤマルLNGは中国資本で

 このように、パイプライン敷設には当事者同士の高い信頼度が必要になる。

 「LNGの決定はロシアにとって、総じて販売路を柔軟にするもの。またすでに『ヤマルLNG』(ノバテク)、『ウラジオストクLNG』(ガスプロム)というプロジェクトもある。ロシアから日本へのパイプライン経由のガス供給案が完全になくなってしまうと、ロシアのLNGプロジェクトの将来にも影響を及ぼす」

 日本とロシアの信頼関係の問題も簡単ではない。平和条約はまだ結ばれていないし、領土問題も存在する。またウクライナ情勢をめぐり、対ロシア経済制裁も発動されている。



*元記事(露語)
記事が前後していますがその日に気になる記事を載せています
                       サファイア





「世紀の契約」に調印した露中

2014年5月22日 レオニード・ホメリキ, ロシアNOWへの特別寄稿

中国へのガス輸出に関する10年に及ぶ交渉は、ロシアの「ガスプロム」と中国のCNPC(中国石油天然気集団)による待望の30年契約の調印をもって妥結した。契約の総額は4000億ドルで、ガスの平均価格は一千立方メートルあたり350ドル。






AP通信撮影





 最後まで主な争点となっていたのは、まさに価格だった。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、中国向けのガスの価格は石油および石油製品の価格と連動するとし、「価格の設定は、わが国の他の契約や欧州のバイヤーとの場合と同様、石油および石油製品と連動する」と説明した。一方、ロシアのアレクサンドル・ノヴァク・エネルギー相は、契約調印後、中国が前払い金を支払うことも考えられ、その額は250億ドルとなりうる、と述べた。

 中国へのガスの輸出はパイプライン「シベリアの力」の支線を経由する東ルートで行われる予定で、年間380億立方メートルのガスの供給が2018年に開始される見通しで、供給量は600億立方メートルにまで増加する可能性がある。アリパリ社のアナリストであるアンナ・コーコレワ氏は、こう語る。「ロシアの天然ガスはこれまで中国へは輸出されておらず、今年になってようやく液化ガスのわずかな供給が始まったところですから、今回の契約調印によってロシアには新たな市場が開かれたと言えましょう」。


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中国と政治的に接近開始

 今回の調印を市場はおおむね好感したが、専門家らは、一千立方メートルあたり平均350ドルという妥結額は、さまざまな筋の情報によれば380ドル前後を予想していた「ガスプロム」の期待を裏切る形となった、とみなしている。ちなみに、欧州のバイヤーは、ロシア産ガスに対してそれだけの代金を支払っており、こうしたディスカウントは、ガスの供給源を多様化したい欧州の思惑や政治的な不安定性に起因するものとも考えられる。インヴェストカフェのアナリストであるグリゴリー・ビルグ氏によれば、中国では、ガスの国内価格と輸入価格の差が補助金に反映されるため、国内価格も重要な役割を演じている。ロシア科学アカデミー・エネルギー経済研究所・石油ガス複合体課のタチアナ・ミートロワ課長は、こう語る。「今回の契約は、許容価格の最低水準で調印されたものと思われます。これは、そもそも利潤の最大化というよりは販売市場の多様化ならびに東シベリアの地域的発展およびロシアの工業にとっての相乗効果を目的としたプロジェクトなのです」。




多難なプロジェクト

 ヨーロピアン・ガス・アナリシスのミハイル・コルチェムキン氏によれば、中国へのガスの輸出が黒字に転じるのは、2020年半ば頃となりうる。しかし、おそらく、これは、ロシアが西側からの重い外交圧力に晒されるなかで「世紀の契約」に調印することによって手に入れた大きな政治的配当に見合うものと言えよう。とはいえ、パイプライン「シベリアの力」への資金供与のためにはガスの国内価格を輸出の場合と同様の収益性をもたらす水準にまで速やかに引き上げることが必要なため、ロシアのガスの消費者の負担は増すことになる。


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ロスアトムが中国へ進出

 露中間の経済的協働は、単なるガスの輸出入に留まらず、今回の訪問の過程で、ウラジーミル・プーチン大統領は、新たな契約に基づいて中国へガスを供給する産地を対象とした有用鉱物採取税を免除することを提案した。これについては、ロシアの別の国営石油ガス会社「ロスネフチ」のイーゴリ・セーチン社長が、交渉後に明らかにした。東シベリアのガスプロムの産地を対象とした有用鉱物採取税の税率は、すでに一千立方メートルあたり約80ルーブルにまで引き下げられていた。セーチン氏は、「きょう大統領自らこの問題を取り上げたということは、私たちが最終合意に近づいていることを意味します。ガスプロムとCNSCの成功を祈ります」と述べた。しかし、同氏によれば、中国側も、プーチン大統領の提案に呼応する形で、「消費者への考えられるアクセスを伴う中国市場における分配網へのガスプロムの参加に関する提案を行ってもよかった」。セーチン氏によれば、中国とのガスに関する契約は「とうにその機が熟していた」。パイプライン「シベリアの力」を経由する中国へのガスの輸出に参入する予定の「ロスネフチ」も、新たな税負担軽減の受益者となりえ、同社は、自ら傘下に収める東シベリアおよび極東の産地におけるガス採取の見通しをすでにエネルギー省に提示している。


もっと読む:画像あり




中国が東シベリアのガス田に1兆円投資か

 幹線パイプラインによる中国へのガスの輸出に代わるものとして、プロジェクト「ウラジオストクLNG」の枠内での液化天然ガス生産工場の建設およびLNGの中国への輸出が考えられ、「ガスプロム」は、このプロジェクトに中国企業を誘致しようとしている。しかし、ミハイル・コルチェムキン氏の考えでは、「ウラジオストクLNG」は、LNGの原価がアジア太平洋地域における価格を上回る可能性があるため、大きなリスクを伴うプロジェクトである。しかも、ノヴァテック社が、プロジェクト「ヤマルLNG」に基づいて年間300万トンの液化天然ガスを20年にわたって供給する契約に中国のCNSCとすでに調印している。中国のLNG市場への進出はロシアにとって重要だが、オーストラリアやカタールといったライバルとの価格競争は避けられない、というのが、専門家らの一致した意見である。

西日本は今日梅雨入り宣言しました

今、ポツポツ雨が降り出しています
             過ごしやすい日です



ロシア人の苗字の意味とは                       ロシアNOW

2014年5月22日 アレクセイ・ミヘエフ, ロシアNOWへの特別寄稿

姓は先祖から受け継ぐもので、そこから氏族や時に民族などがわかる。一部の姓からは人の性格を知ることも可能だ。






ニヤズ・カリム


 名前だけで済んでいた時代が過去にあった。だがイヴァン(イワン)さんがどこぞのイヴァンさんなのか、他のイヴァンさんとどう違うのかを確認しなければならなかった。一番簡単な方法は、誰の息子か言うこと。これが姓の発祥につながった。



先祖を示す

 ロシアに姓が誕生したのは比較的最近のことだ。貴族社会では16世紀、農民社会では農奴制廃止後の19世紀末。典型的なロシアの姓は、末尾に「オフ(-ov)」、「エフ(-ev)」、「イン(-in)」がついている。例えば、イヴァン・ペトロフ(Ivan Petrov)とは、ピョートルの息子のイヴァンということになる。その後のイヴァンの子孫は誰もがペトロフという姓を名のるため、今度は自分の父親の名前をつける「父称」というものが登場した。父称は末尾が「ヴィチ(-vich)」である。ヴァシリー・イヴァノヴィチ・ペトロフ(Vasilii Ivanovich Petrov)という人物は、ピョートル系の子孫のイヴァンの息子ということである。

 現代の多くの姓には、すでにほとんど普及していない名前からきている姓もある。マカロフ(マカルの息子)、マトヴェエフ(マトヴェイの息子)、ルキン(ルークの息子)など。もっとも典型的なロシアの姓はイヴァノフと考えられている。だがイヴァノフ姓の人口はスミルノフに続く第2位でしかない。ちなみにスミルノフ(Smirnov)とは、「従順な」、「温和な」などを意味するスミルヌイ(smirnyi)という形容詞からきている姓。ロシアではスミルノフさんが全人口の1.8%、イヴァノフさんが1.3%いる。ロシアの姓を引用する典型的な前置きは、「イヴァノフさん、ペトロフさん、シドロフさんが…」である。



動物に由来


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地名からイメージするもの

 姓には職業からきているものもあるが、それほど多くはない。クズネツォフ(鍛冶屋)、ルィバコフ(漁師)、プロトニコフ(大工)、メリニコフ(製粉屋)など。多いのは動物からきている姓だ。例えば野生動物からきているメドヴェージェフ(クマ)、ヴォルコフ(オオカミ)、ソボレフ(クロテン)や、家畜からきているコズロフ(ヤギ)、バラノフ(ヒツジ)、ブィコフ(ウシ)など。コトフ(ネコ)は人気の高い姓だが、ソバキン(イヌ)という姓はめずらしい。

 非常に多い姓は鳥からきているもの。ソコロフ(タカ)、ゴルベフ(ハト)、ヴォロビヨフ(スズメ)、オルロフ(ワシ)、ソロキン(カササギ)、ジュラヴリョフ(ツル)、ペトゥホフ(ニワトリ)、ドロズドフ(ツグミ)など。現在サッカーの実況アナウンサーの中でもっとも人気の高い2人の姓は、家禽からきている。「1TV」のヴィクトル・グセフ(ガチョウ)氏と、「NTV」のヴァシリー・ウトキン(カモ)氏だ。

 20世紀後半のもっとも有名なロシアの詩人の姓は、教会祝事からきている。アンドレイ・ヴォズネセンスキー(キリスト昇天節)と、ロベルト・ロジュデストヴェンスキー(クリスマス)だ。ところで末尾が「スキー(-skii)」や「ツキー(-tskii)」という姓も、「誰の?」や「どこの?」の答えでもある。例えばブルィンスキーという姓は、カルーガ州のブルィニ川の人、という意味だ。スキー姓はロシア西部に多く、ポーランド系の姓である場合が多い。



性別もわかる

 姓の末尾の変化で、民族だけでなく、性別もわかる。ロシアの姓のほとんどは、女性の場合に末尾が変わる。イヴァノヴァ(Ivanova)やソロキナ(Sorokina)のように、男性の姓にaがついたり、ポクロンスカヤ(Poklonskaya)のように、男性の姓のポクロンスキーの末尾がスカヤに変わったりする。末尾が「イチ(-ich)」や「コ(-ko)」で終わる姓の場合は、男性でも女性でも同じで、女性用に変化するということはない。ウクライナ系のコで終わる姓(例えばルィバルコなど)は、”ユニセックス”である。

 姓の末尾はその国に合わせられることも多く、西アジア系の姓はアリエフ(アリから)やラフモノフ(ラフモンから)など、ロシア風に変わっている。ラトビアではどの姓にも末尾に「ス(-s)」がつくため、イヴァノフがラトビア市民だとパスポートにはイヴァノフスと記載される。



“鋼鉄の人”と“鋳鉄の人”


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ロシア人ディアスポラ

 政治家や作家などは、活動用に姓を変えることも多い。ウラジーミル・レーニンの姓はウリヤノフであるが、ロシア革命まで論文のペンネームをレーニン(シベリアのレナ川から取ったと言われている)としており、そのままレーニンとして歴史に名を残した。ボリシェヴィキの同志たちも、強そうな姓を採用していた。例えばヨシフ・ジュガシヴィリはスターリン(鋼鉄)、レフ・ロゼンフェリドはカメネフ(石)、ヴャチェスラフ・スクリャビンはモロトフ(ハンマー)など。プロレタリアの作家であるアレクセイ・ペシコフは、名前と姓のどちらも変えた。著作にはマクシム・ゴーリキーというペンネームが記されている。マクシム・ゴーリキーとは、最大限に苦いまたは冷酷という意味である。1920年代から1930年代にかけて、ソ連では帝政ロシア時代の市町村名が廃止され、ペンネームやニックネームがそのままついたりした。たとえばペルミはモロトフに、ニジニ・ノヴゴロドはゴーリキーになった(現在は旧名が復活している)。

 作家は自分の作品の登場人物に、意味深長な姓をつけることも多かった。プロスタコフ(間抜け)、モルチャリン(無言でいる)、または斧で老婆を殺害したラスコーリニコフ(打ち割る)など。1920年代、ミハイル・ブルガーコフは中編小説「犬の心臓」の中で、パッとしない登場人物にクリム・チュグンキン(鋳鉄)という名前をつけた。これはスターリンに対する皮肉ととらえられるため、スターリンはそれに気づいたようで、この小説を出版禁止にした。意味深長な姓は小説以外で採用されることもある。例えばソ連最高のフェンシング選手のひとりは、クロヴォプスコフという姓で、「血を出させる」を意味する