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浜名湖に眠る“幻の戦車”を探せ…終戦時に沈められた旧日本軍の「秘密兵器」、最新ハイテク技術で姿を現すか

2014.9.17 07:00 (1/3ページ)[岡田敏彦の【軍事ワールド】]

浜名湖に眠っているとされる四式中戦車チト(ファインモールド提供)
浜名湖に眠っているとされる四式中戦車チト(ファインモールド提供)


 第二次大戦末期に完成したものの、終戦時に機密保持のため静岡県の浜名湖に沈められたとされる旧日本軍の戦車「四式中戦車チト」を“発掘”するプロジェクトが進んでいる。戦車が湖底深くに眠るという証言が伝わる浜松市北区三ヶ日町の住民有志らが挑戦。これまで潜水調査や音波探査を行ったが発見できず、最後の手段として磁気探査に乗り出すことを決め、探査費用をインターネットで募っている。見つかれば貴重な戦争資料となり、最新のハイテク技術を使った“幻の戦車”探査に期待が高まっている。

(岡田敏彦)



旧日本軍最後の新鋭兵器


 「四式中戦車チト」は、全長6・3メートル、全幅約2・9メートル、全高約2・7メートル。日本の戦車はそれまで歩兵の支援を目的としていたが、当時ドイツや米国、ソ連などでは戦車戦を主目的としたより強力な戦車が開発されていた。そうした戦車に対抗するため開発されたのが「四式中戦車チト」で、前面装甲は日本戦車最大の75ミリ、主砲も大口径の75ミリ長砲身砲を備えていた。従来の日本軍戦車が米軍の主力戦車「M4シャーマン」に対し装甲も薄く、砲の威力も劣っていたのに対し、初めて対等に戦える性能を持った戦車とされた。

 本格的な試作車は昭和20(1945)年2月に完成。各種試験を行うとともに量産を試みたが、戦争末期の混乱のなか、エンジンや砲の生産が進まず、完成したのはわずか2輌(一説には6輌)といわれている。

 

地元に伝わる伝説


 この戦車が浜名湖に沈められた-との話は地元では有名だった。商工会関係者ら地元有志でつくる町おこしグループ「スマッペ=ステキみっかび発信プロジェクト」の中村健二事務局長(54)は「私がまだ小学生の頃、父から『浜名湖には戦車が沈められている』という話を聞いた」という。最初は都市伝説のたぐいに考えていたが、「あるとき、戦車に詳しい友人から、沈んでいるのは四式中戦車チトだと聞かされた」。

 調べていくうちに、戦車の謎が少しずつわかってきた。終戦時、最新の秘密兵器を米軍に渡すわけにはいかないとして、他の軍用車両とともに沈められたこと。水没作業に携わった技術兵が、すでに死去したものの戦後も同町に住んでいたことなどだ。

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浜名湖に眠っているとされる四式中戦車チト(ファインモールド提供)