久しぶりのブログ更新。

年が明けてから、身辺がバタバタしていたのでブログを放置していたところ、3ヶ月以上も更新していなかった。

てへへ。

私が髄膜腫の手術をしたのは2023年2月だから、“2024年2月には、術後1年の所感をブログに書こう” なんて思っていたのに、このありさま。

所感というほどの感想も特にないので、3月のMRI&脳神経外科の受診について。

 

術後1年のMRI

前回、2023年の8月の術後半年のMRIでは、造影剤を入れたところ、痛みで数日腕が上がらなくなり、先生にぶつぶつと不満をぶつけたんですよね。

で、ごねた甲斐もあり、今回は造影剤なしのMRI。

もう何度もしているMRIのため、手順で戸惑うこともなく、撮影台に横たわる。

技師の方々に囲まれ、簡単な説明を受けたあとは、ピンチ時の緊急のコールを握らされ、防音用のヘッドフォンを装着される。

 

ここで、「あ、しまった。これはまずい。」と。

 

左耳の中に髪の毛が入り込んでしまったようで、どうにも左耳の中がむずがゆい

手で調整しようと耳元に手をやったものの、頭まわりのフレームに阻まれ(あの頭の牢獄みたいなものの名称は何というのだろう)、ヘッドフォンにすら手が届かない。

技師の方に言って、いったん外してもらおうと思った瞬間、重厚な扉が閉まる音と共に、技師の方は別室に移動してしまった。

 

・・・終わった・・・

 

「どうにか、20分我慢できるかな。・・・・・・かゆいな・・・。

いや、“かゆい”って思うから “かゆい” んじゃないかな・・・。

でも私も大人だし、経験値もあるから、これくらい大丈夫。

昔から、よく蚊に刺されて、すごくかゆくなって、しかも腫れて、膿んでしまって、またかゆくなって・・・

ああダメだ。結局 “かゆい” にもどってきちゃう。

・・・落ち着け私・・・・・・・・」

 

「あ!!!この右手の感触・・・緊急ブザーだ!!!

そうだ!今こそこのブザーの出番だ!!!

よし、押すぞ!!・・・・・・・・

・・・いや、ちょっと待てよ・・・

・・・“かゆい” って緊急なのか?

『 “かゆい” くらいで撮影を止めやがって、超迷惑な患者だな!』とか思われるかな。結構撮影も進んでしまってるよね・・・。

今日、すごい混んでるし、私がここで止めたら、撮影が押すよね・・・。

・・・撮影が押すって、私ったら、女優じゃないんだから・・・

・・・女優・・・あ、そうだ、私は女優で、今、“かゆみ” を堪えているシーンの撮影中だと思い込むのはどうだろう・・・・・・

・・・・・・・・

だから何だって話だな・・・」

 

 

と、一人ごにょごにょしている間に撮影終了。

ヘッドフォン外した瞬間、耳ほじりましたよね。

緊急ブザーは、“かゆい” で押しても良いものなのでしょうか。

※MRIの際の自分の姿を想像しながらイラストを描いてみたが、パッとしないテクノ系シンガーの新曲発表会見みたいになってしまった。

ここまで何を描いているのかわからないってどういうことだ。

 

 

気を取り直して脳神経外科受診

半年ぶりの主治医との再会。

“かゆみ” を乗り越えたMRIの結果に問題なし。

創部についても問題なし。

問題なし、と言っても、日常生活で創部が痛むことはもちろんあるが、それは想定内。

また、いまだにもみあげが開くこともあるが、今は閉じているので問題なし。

 

ただ、ここ数か月、突然、右後頭部の表面付近に激痛が走り、頭を抱えてもだえることがしばしばあって、それについて相談し、診てもらったところ

 

主「大後頭神経痛でしょう」

 

ネットで調べてたりしたので、そうじゃないかと思っていたけど、これが痛い。

普段は問題ないのだけれど、私の場合、痛み始めると数十秒間~数分、声にならない声をあげながら、じたばた転げまわる感じなのである。

 

私「これはどうすれば治りますか?」

主「薬を飲むか、ひどい場合はブロック注射になりますね」

私「(注射は怖いので聞かなかったことに)・・・痛い間は動けなくて、そして、動ける頃には痛みはもうだいぶ引いているんですけど・・・どのタイミングで薬を飲めば?」

主「痛む前・・・痛くなってからでは遅いですね。」

私「・・・出遅れること請け合いなんですけど、飲む意味ないですよね。」

主「そこなんですよね!」

私「・・・」

主「神経痛なので肩が凝っている方が多いんですよ。肩こりから痛みがくることも多いので。どれどれ」

ーーー肩を確認ーーー

主「全然凝ってないや。柔らかいな、こりゃ笑」

 

おい、何をへらへら笑ってるんだ、と思ったものの、すぐに解決しそうにもない話なので、様子見ということになった。

主治医の話によると、大後頭神経痛は、髄膜腫の手術による直接的な影響はないようだ。

ただ、手術後は傷口がふさがらない問題があったため、長い間、頭をかばって寝返りを打たないようにしたりして、頭まわりには結構気を遣っていたので、色々な箇所に負担をかけていたのかもしれないなと、個人的には思っている。

まあ、痛いと言っても1~2ヶ月に1回くらいのペースなので、どうにかなるかな。

 

次は、また半年後にMRIということで、診察終了。

 

今回も、主治医は、私の髪の毛をわさわさかき分け、創部を確認して、うんうん頷きながら、とても嬉しそうにしていた。何よりである。