【8月上旬】
手術から半年後検査のための通院。
MRIは退院前にしたのが最後なので、久しぶりという感覚があるが、病院はついこの間来たばかりなので何の感慨もわかない。
汗だくになりながら放射線部に直接出向き、検査着に着替え待合室へ。
待っている間に汗も引き、体が冷えてくる。
しばらく待たされた後、名前を呼ばれ検査室へ。
検査台に横たわってから造影剤を入れるための注射をするのだが、これが痛かった。
注射の痛みならばすぐに落ち着くはずが、注射をされた左腕がかなり痛い。
これは初めての体験。
検「痛みは大丈夫ですか?」
私「結構痛いです。」
検「ちょっと調整しますね。」
というやりとりをし、何やら調整してもらったのだが、あまり痛みは引かない。
それでも何かしら調整してもらったようなので、我慢したまま検査開始。
過去に造影剤MRIをした時は、先輩方のブログの感想と真逆の「あれ、冷たい・・・ような気がする・・・。」で、その時は腕のまわりから肩辺りにかけて冷たい気がしたのだが、今回は、なぜかお腹に冷たいものが流れ込んでくる感覚。
不思議である。
そして、腕はずっと痛いまま終了。
検査を終えて、会計待ちをしていると結構な頭痛が。
帰宅して夜になると、頭痛と腕の重だるさでダウン。
今夜は早めに寝ようと就寝したのだが、夜中に腕の痛みで目が覚める。痛みはあっても腫れているわけではない。
翌日は、頭痛は取れたが、腕の重だるさと痛みがひどくなっている。
そして、腕が上まで上がらなくなった。
↑
上がらなくなったと言っても、これくらい。
上がっていないのは左腕。手信号ではありません。
・・・こんなに追記しなければならない絵って意味あるのだろうか・・・。
初めての痛みに驚いたものの、そのうち良くなるかと思って過ごしていると、腕の痛みも3日くらいで引いた。
その日の体調などにも影響されるのかもしれないが治ったので良しとする。
【8月下旬】
MRI検査の日は主治医が学会で不在だったため、検査結果を聞きに脳神経外科受診。
結果は良好とのこと。術後にできた脳の隙間も完全に埋まったようだ。
脳内に少し残っているという石灰化した部分はMRIではよく見えないらしいのだが、私の中では、見えないものはないも同然ということで
ひゃっほう!
てんかん予防の薬は、減らしたあとは、飲まないで過ごしてみるということをしていたが、それでも何もなかったので、薬の服用も終了。
ひゃっほう!
「やっと終わった~」とひゃっほうなテンションで「これで卒業ですね、うふふ」と勝手に卒業宣言をしたところ、警戒した主治医に
「半年後MRIの予約を取っておきましょうね」となだめられる。
そこでようやくMRIの時の痛みを思い出し報告。
私「前は何ともなかったのに、今回はなんで痛くなったのでしょうか。」
主「・・・うーん。わからないなぁ。」
私「・・・痛かったなぁ・・・あれは痛かった・・・腕があがらなくなって・・・ぶつぶつ」
主「では、半年後は造影剤なしでMRI撮りましょう。」
言ってみるものである。
また、てんかんが起きる可能性はあるようで
主「てんかんには気をつけてくださいね」
私「わかってます。震えたり倒れたりしたら来ればいいんですよね。」
主「倒れたら救急車を呼んでくださいね。」
私「そうだった。震えた時だけ予約を取ってきますね。」
主「そうしてください。」
と、最終的には、夏休み前にはしゃぐ生徒といさめる先生のような会話になってしまったが、退院しても、想定外のことで世話が焼ける患者が手を離れるということで、主治医もほっとしたと思う。
私も必要なこととは言え、退院後、半年の間に11回も通院したことは想定外だったし「なんか私、落ちこぼれ患者だな」と申し訳ない気持ちになっていた(本当か?)ので、ここで一区切りできてよかった。
帰る前にMRIの写メをさせてもらいながら、手術前、夫が同席した診察の後に「オレと先生が話してる時に横でずっと写メしてるから恥ずかしかったよ。林家パー子じゃないんだから」と言われたことを思い出した。
診察室を出たら、すぐに林家ぺーに今日の結果を報告しようと思いながら帰路についた。