地震、津波、原発事故に風評被害…。東日本大震災とその後の菅政権の対応のまずさから福島県では「四重苦」(佐藤雄平知事)が生じているという。



飯館村幹部も「結局は菅政権の保身だ」と言い切るが、まさに責任逃れのみを考えているとしか思えない。


佐藤議長は「1日1回2時間、避難先から村に戻り、牛の世話ができればいい」と話す。だが、このアイデアを菅野村長が4月26日に官邸を訪ねた際に打診したところ、その場で拒絶されたという。しかし、吸収線量と実際に世話をする人の年齢から考えて本当に2時間の作業が危険と言えるだろうか?


さらに驚いたのは次の記事だった。

「いわき市の強い要望に基づいて結論を出した」

 枝野幸男官房長官は4月22日の記者会見で、いわき市北部の屋内退避指示の解除を発表するにあたってわざわざこう述べた。だが、市側が解除を強く求めた事実は一切なかった。


このあたりもとてもちぐはぐな感じがする。


市独自の判断で小中学校校庭の表土を除去した郡山市選出の勅使河原正之県議は、こう指摘した。

 「『国の言うことは信用できない』というのが大方の父母の意見だ」


ここに来て政府や東電、保安院の言うことが全く信用できなくなってきている。

誰も政府の言うことを聞かなくなれば政権は終わりだろう。


海外メディアも日本の政治はマヒしていると思っているようだ。海外が先に菅政権を見放しているということだ。



京都大学原子炉実験所助教の小出裕章助教の新刊が発売されました。

隠される原子力・核の真実 原子力の専門家が原発に反対するわけ (単行本・ムック 小出裕章著)


この本には、日本が原子力に夢を求めて原子炉を作り、その時代に、原子力に一生をかけようとその世界に飛び込んだ小出裕章先生の半生と、原子力発電の本質、危険性について非常にわかりやすく書かれています。


小出先生は東北大学の原子力に進み、学生のときに、女川原発の集会に参加し、その頃から原子力発電に反対の立場を取ってきています。


そして京都大学に移られてからも反対していたことから、助教授や教授への道を閉ざされたようですが、それでも、正しいことを正しいと主張して一貫して原子力発電に反対してきました。その正義を貫く真摯な姿には心を打たれるものがあります。


そして今、小出裕章助教の言われていた危険が現実のものとして起きてしまいました。そして今も放射性物質を放出し続けており、危険性は去ってはいません。そして、原発から20キロ圏内に住居のあった方達はガンで死ぬ覚悟がなければ自宅に住むことは不可能でしょう(一部の汚染の非常に低い地域は別として)。


小出先生は原発無しでも発電量は十分まかなえる、ということをこの本の中でデータを交えて明確に説明されています。


原発は、原子爆弾、水素爆弾を作れるだけのポテンシャルを日本が持ちたいために、作ったという人もいるようです。実際、今プルトニウムを原料とする高速増殖炉もんじゅや、MOX燃料(ウランとプルトニウムの混合燃料)を使う原発が作られつつあります。


それらはすぐに原子爆弾に転用可能な高純度のプルトニウム239を製造しています。


そうした政権トップのおそるべき考え方までこの本には説明されています。つまり、政権中枢の人達が将来原子爆弾を日本も持つようになれるように原発を作ったということです。信じがたい現実が明らかにされています。


重いテーマを扱っていますが、とても読みやすく興味深い本です。それというのも、この本は小出先生の講演を元に専門家でない人が推敲を重ねて読みやすく書き直したためだそうです。それでいて科学的な正確性は完全に保たれています。一読をお勧めします。

隠される原子力・核の真実 原子力の専門家が原発に反対するわけ (単行本・ムック 小出裕章著)

京大で約40年間原子炉を研究してきた小出裕章助教が今回の原発について多くの情報発信をしている。そのうちでもこのビデオはぜひ見て欲しい。

【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原子力』


上の動画では以下のような内容が含まれています。

被曝のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。BEIR-VII(2005)
これはつまり、放射線被曝した場合、ある値以下であれば安全、というのは無い、ということです。

正比例で直線のグラフになるので、いくら少ない量を被曝したとしてもそれだけ発ガンのリスクが増える、ということです。

それが被曝量が少なくて、100万人に1人の確率でガンになるか、1000人、100人に1人の割合でガンになるのか?という確率の問題で、少ししか被曝しなかったとしても、確実にガンになる可能性が上がっているわけです。

「直ちに健康に被害を及ぼす量ではない」というのはとんでもない、と小出助教は述べています。なぜなら、どんなに少ない量であっても確実にガンになる可能性が上がっているからです。その点には一言も触れずに、「直ちに健康に被害はない」というのは長期的に見ればガンになるおそればある、というのを隠すためのものです。


崩壊したウランの量
JCO事故    1mg
広島原爆      800g
100万KW原発 1トン/1年

福島原発では6機あるので、毎年6トンの放射性廃棄物が出ることになります。広島原爆の6000倍の放射性廃棄物が毎年出ているわけです。

法律的にもとんでもないことが行われています。

電力会社を破局的事故から免責したことで東京電力も原子力発電をやれるようになりました。
つまり事故から面積しなければ民間企業が原子力発電をすることはリスクが大きすぎてできない、と言うほど危険、ということです。


損害賠償の法的措置 
原子力損害賠償法という法律で原発第事故時の賠償限度額を設けました。
 
 電力会社はいくらまで賠償したらいいかを定めたものです。
 1961 50億円払えばいい それ以上は国が国会の議決を経て賠償する
 2009 1200億円まで。残りは国が国会の議決を経て賠償することになっています。つまり我々の税金を使って事故の賠償をするということです。ひとい話です。

異常に巨大な天災地変または社会的動乱災では電力会社は責任を問われない

原発を都会には作らないことにした

原子炉立地審査指針
原子炉からある距離の範囲内は非居住区域であること
原子炉からある距離の範囲内であって、非居住区域の外側の地帯は低人口地帯
原子炉敷地は人口密集地域から一定距離があること

つまり、過疎地に原発を作り、都会の市民にはリスクを負わせないことにした、ということです。地方の住民にとってはいい迷惑どころか、極めて危険なものを作られるわけで、地域住民が反対するのはよくわかります。

その点は上のビデオでも小出先生が言われてます。上のビデオは上関原発に反対する集会でのものです。


地震・津波・原発の恐怖、罪悪感を消す方法の無料ビデオ(ピーターセージ)