読んだ本(記録用) 2023.3〜2023.12 | 基本、ビーズ織りnote

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【箱は笑いで満たされた。】
改題

超個人的な読書の覚え書きです。

2023年読んだ本は32冊でした。


3月



歩いて食べる東京のおいしい名建築さんぽ


ドラマ「名建築で昼食を」がとても面白かったので、関連の本も読みました。

行ったことがあるのは庭園美術館だけでしたが、

行きたいところはいくつかありました。


「ぶらり途中下車の旅」のような

特別待遇感(突然行って普通入れないところに案内されたり)はあるけれど、

それ以上に、ふたりがとてもよくて

住んでいるマンションから

根岸森林公園の競馬場が

見えるという設定も好き。

インスタグラムの「乙女建築」も

フォローしました。

このドラマの流れで、姪と前川國男建築ツアーにも行きました。(姪はもともとの建築廃墟オタク)

今年いちばん影響を受けたドラマ(本)です。

ドラマの新シリーズを超期待!

読了日:03月06日 著者:甲斐みのり


よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続よって件のごとし 

宮部みゆきさんの時代ものは大好き。
この話は長いシリーズになりました。
途中で主人公の聴き手を変えたのは
なぜなんでしょう。
読了日:03月19日 
4月
無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記

【思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記】

こういう話を面白かったと言ってはいけないなら、
衝撃を受けたということかな。
膵臓癌のステージ4を宣告されて緩和ケアを選んだ日々を書いているのに、読んでいて辛くなるということがないのは、さすが作家さん。

このひとの「再婚生活 私のうつ闘病日記」も
読もうと図書館に予約したら
手にした時の本の汚さにそのまま返却。
それだけ人気があったということなんでしょね。

この本の再読と
読めなかった本もまた読んでみようと思います。
読了日:04月05日 著者:山本 文緒

母を殺してからTwitterに、
「モンスターを倒した。これで一安心だ。」と投稿した娘。
逃げて連れ戻されても、何度でも逃げればよかったのに。
それは、現実的のことでもそうだし、
心の内面のことでもそう思う。
自分だったら、というのは役に立たない考えだけど考えずにいられなかった。
母親はどこから間違えたんだろう。

傍目には嫉妬と束縛にしか見えない愛情を
ひとり娘に向ける母親はすぐそばにもいる。
その娘は若い頃に逃げたから
「普通」の生活をしてこれた。
「無人島のふたり」の山本文緒さんも
「逃病」と書いていた。
まるで違うことでも
逃げて捕まらないような

読了日:04月16日 著者:齊藤 彩


読了日:04月18日 著者:詠坂 雄二
「無人島のふたり」のなかで勧めていた作品なので読んでみました。
癌の宣告を受けた時に初めて逢ったホストに70万円を貸す。返済は1時間1万円

読了日:04月19日 著者:吉川 トリコ


読了日:04月21日 著者:薬丸 岳

5月
老害の人老害の人

年齢的にはちょー元気な98才の母との暮らしは苛ついたり反省したり苛ついたり。なにしろ本人が「あたしが死んだらもっと優しくすればよかったって後悔するわよ」なんてのたまうものだからつい言い返したくもなる。でも、あしたは優しくしようとたまに思う夜だってある。「相手がいなくなるなんて思わないからふつうに当たり前に接している。あとで悔やむ付き合い方こそ幸せ」。ほんとうは周りから言われるのが正しいのでしょう、その言葉、頂きました。


読了日:05月07日 著者:内館 牧子

乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス)乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス)
だ〜いすきな「中里」の揚最中と、好きな「ちもと」の八雲もちと、ちょっと好きな「昇月堂」の一枚流しが同じ頁で紹介されているキセキ♪
読了日:05月08日 著者:甲斐 みのり

教誨教誨
下敷きになった実際の事件の犯人は、事故ですんでいるものを殺されたと言い出し、ビラまで作って犯人探しをしたり、小説のなかの人物より強烈で不可解。写真が出回った卒業アルバムの寄せ書きにはいじめの醜さにぞっとする。そういう意味では事実を超えなかった小説かも。響子が遺した言葉の意味にはピンと来ないものがあったけれど、支えのような約束が現実の犯人にもあればいいなと思います。
読了日:05月08日 著者:柚月 裕子

読みやすい文章なのに出だしは読みにくくて挫折しそうだったけれど、やめないでよかった。
読了日:05月15日 著者:一穂 ミチ


読了日:05月17日 著者:今野 敏
「光のとこにいてね」と同じ作者。これもまた読み続けたら面白くなるのかと思って読んだけど、こちらはわたしには合わなかった。
読了日:05月27日 

6月

魔女と過ごした七日間魔女と過ごした七日間


読了日:06月03日 著者:東野 圭吾


読了日:06月09日 著者:染井 為人


読了日:06月12日 著者:一穂 ミチ
余命10年余命10年


読了日:06月21日 著者:小坂 流加

アマプラで見て、1話で気に入って本を読んだ。行ったことがあるのは庭園美術館しかなかったけれど、ずっと興味のあった自由学園明日館にはなるべく近いうちに行こうと決めた。「ぶらり途中下車の旅」のような特別待遇感はあるけれど、ふたりがとてもよくて、住んでいるマンションから根岸森林公園の競馬場が見えるというのも楽しい。
読了日:06月29日 著者:


7月
署長シンドローム署長シンドローム

美人を強調しすぎ。これは、コメディ?

読了日:07月04日 著者:今野 敏
1話だけドラマを見てしまったら
天海祐希が本に現れちゃった。
ドラマだとキャラの大げさ感が鬱陶しかったけれど、文章だと自然に受け入れられた。
読了日:07月06日 著者:柚月 裕子

木もれびより木もれびより
預かっておいて、と本を2冊送ってきた友人。1冊がこの本。以来、連絡が取れなくなった。【鍵のかかった家。無理に開けようとしないで、、開けることのできる鍵はただひとつ。静かにただただ見守る優しさ】という一編がある。もうかなりの時間が経っていて見守る時間はとうに過ぎている気がする。早く本を返したい。優しい友人から一日も早く連絡が来ますように。
読了日:07月07日 著者:亀岡亜希子

8月
僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から


19年前だが、忘れられない事件。
小学校6年生の女の子が同級生の女の子を刺殺。その被害者の兄ふたりが語るノンフィクション。
被害者の新聞記者の父親の記者会見が印象に残ってる。
19年前ですでに小学生がパソコンを使ってるし、この犯人の女の子の情報もダダ漏れした。
父親の部下で兄たちとも交流のあった著者が
もう一冊出しているのが事件から10年が経ったときの「謝るなら、いつでもおいで」。
こちらは読んでいないけれど
この加害者の女の子はもう30代。
どう生活しているのだろう。
読了日:08月03日 著者:川名壮志
見ただけで、
写真の意味がわかるひねりが
あるのかと思って読んだが、
殆どの写真は写真から察する力が必要。
読了日:08月03日 著者:道尾 秀介
再読
アマプラでドラマを見返したら読みたくなり再読。ドラマがとてもよく出来ていたので、これこそ続編を作ってほしかった。小栗旬を怒らせてしまって映像は無理だとしたら、活字ででも稲見や田丸たちを生き返らせてほしい。ドラマのあの終わり方があっても、特捜班としての活躍はできると思う。小説としても面白いけれど、動きは読むより見る方がいいので小説>ドラマかな。
読了日:08月11日 著者:周木 律
ひとつめのトリックを読んであとは最後だけ読んだ。
読みながら景色がちゃんと浮かぶひとじゃないと、トリックを理解出来ない。
同級生の殺人容疑の回収はされず、
次回回し。
もう読まないから一生その容疑は解決しない。
読了日:08月19日 著者:鴨崎 暖炉
重い。めちゃくちゃ重い。
教誨師をしている主人公の
娘(親子関係は秘密)が殺され、
なんの反省もしていない犯人に駆使して近づき教誨師として信頼を得る。
処刑の直前に
「死にたくない」という思いを持たせるために。
生きる希望を持たせるために。
なんという話。
厚い本だけど、結末が知りたくて一気読み。
さすが薬丸岳。
読了日:08月28日 著者:薬丸 岳

好きになってしまいました。好きになってしまいました。

読了日:11月06日 著者:三浦 しをん
新・教場新・教場
「教場」シリーズは何冊も読んでいるけれど、これは久々に面白かった!

読了日:11月07日 著者:長岡 弘樹
スワンというと草薙くんを
思い出してしまうけれど、
読了日:11月20日 著者:呉 勝浩

あと一巻で終わるので、最後まで付き合うけれど、途中飽きてしまった。
ライバルが姿を消してしまって、つまらなくなった。やっぱり敵役は強くて憎まれなくちゃね。
読了日:11月29日 著者:髙田 郁

12月
母娘ふたりの周りに事件が多すぎる
「教場」が面白かったのに
こちらは残念
読了日:12月15日 著者:長岡 弘樹

墨のゆらめき墨のゆらめき
面白かった!
単純にこのコンビのキャラクター好きです。
みんなで動物園に行こうってセリフにはじんときました。カネコさんが動物園に入れるのかはわからないけれど、みんなで行かれる未来があったらいいな。遠田さんは「愛してるといってくれ」の頃のトヨエツで脳内変化していました。
読了日:12月18日 著者:三浦 しをん