テレビドラマになっていてキャストを見たら、これまた松田龍平。
ちょっとげんなり。そのうえ蘇我に妹がいた。
家族がいないというのも公安が蘇我に眼をつけた理由みたいに書いてあったのに。
あまりに安いものはやっぱり疑ってみないといけない。
安いからとあれを喜んで食べている娘に禁止令をだしたいが、
安い=悪いとなるのも怖い。
加工されたものを食べていてなんだけれど、
題名の姿の描写の箇所はかわいそうで読めなかった。
肉を食べるのをやめたいってこういうときに思う。
せめて食べるときは命をいただきますと手を合わせて
感謝の気持ちを忘れずにしたいが、感謝されて食べられる矛盾を牛は思うよね。
読了日:9月9日 著者:相場 英雄
「お金というのは多くあればあるだけ見えなくなる。
なければつねにお金のことを考えるが、多くあれば、一瞬でその状態が当然になる」確かに。わたしは今お金がよぉく見えています。
読了日:9月11日 著者:角田 光代
虚像の道化師 ガリレオ 7
前半ふたつの話は、解決が理系の説得なので、
これはこうなるものと言われればそんなもんなんですかと
ただ受け入れるしかなかった。
読了日:9月26日 著者:池井戸 潤
永遠の野原―逢坂みえこイラスト集 (SGコミックススペシャル)
みかんのカードを作り可愛さを再認識。当時高くて買わなかった本が今は1円。嬉しいけど淋しい。懐かしい人たちがたくさん載っている素敵な一冊。
辻村深月っぽくない平坦なストーリーが並ぶ短編。
ミステリー作家の直木賞受賞作なので
「容疑者X~」「理由」みたいなものを思ったが、ちょっと肩すかし。
朝日新聞で連載している丸田祥三の「幻風景」は切なさがあり、
すごく魅力的。この団地の写真集は昭和の野暮ったさが懐かしい。
読了日:9月28日 著者:照井 啓太,長谷 聰
表題作の「癌だましい」と「癌ふるい」の二編の中編。
「癌だましい」で文学賞を受賞し「癌ふるい」を脱稿した十日後に
52才で亡くなっている。「癌ふるい」は癌のⅣ期に入ったと100人にメールで伝え、
その返信に点数をつける。
病気になった自分と自分に対する周囲の反応を俯瞰しているようだ。
食べたら吐くのにそれでも食べようとする「癌だましい」の激しさとはまるで違う。
この作者が病気になる前に書いた小説ってあるんだろうか。
病気になってから書き始めたんだろうか。
読了日:10月1日 著者:山内 令南
歌野晶午にはどんでん返しの期待が高くなるのを差し引いても、
この終わり方は仕掛けがなさすぎる。
ますみのキャラクターが好きじゃないままなので
年齢が同じというだけで情をかけ支援をしたいという気持ちもわからない。
小瀬木が最後を締めるがもっと活躍して話を動かしてほしかった。
読了日:10月4日 著者:歌野 晶午
新装版 ROMMY 越境者の夢 (講談社文庫)
読了日:10月10日 著者:歌野 晶午
臨床真理 (このミス大賞受賞作)
「検事の本懐」を読んで面白かったのでこれを読んだが、
途中で犯人がわかってしまい、その犯人像も「基本に忠実」。
これが「このミス」の大賞作品とは・・・。
「人の役に立つことであの家族への謝罪になる」という
加害者の一行の台詞だけで、怪我を負わせた家族を放置。
きちんと本人が謝りに行くということを臨床心理士は指示して、
心まで傷ついた家族のその後を書いてほしかった。
あの家族も被害者になったことで心に問題を抱えてしまったんだから。
読了日:10月13日 著者:柚月 裕子
ファンタジー。旅のありかた、高校生の生き方の理想。若い人の本。
同音異義語など言葉遊びの本と思い、
小林賢太郎に通じるものがあるかと読んでみた。
ひとつの話はシモネタオンリー。
シモネタ禁止条例がこの本におりてくるようにお願いしたくなった。
読了日:10月16日 著者:深水 黎一郎
昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)
2巻読みました。「舟を編む」のイラストを描いた人ですよね。
落語の漫画なら「たまちゃんハウス」の方が絵もうまいし面白いと思います。
読了日:10月20日 著者:雲田 はるこ
転迷―隠蔽捜査〈4〉
最近眠りが浅くゆうべも1時半に寝たのに目覚めたら3時ぴったり。
眠れなくなり諦めて本を読み始めた。それがこれ。
寝起きとは思えぬ速さで読み進み、気が付いたら77頁。
中編が二編だからひとつでやめときゃいいのに、
結局2時間半かけて一気読み。恋愛ものは小説もドラマも苦手だけれど、
このふたつの夫婦の物語は女性が描く女の人生として理想の究極。
こういう女性じゃないとこんな男性は来ないんだよねぇと納得してみるが、
現実はこんな素敵な女性でもこんな素敵すぎる男はやって来ないんだろうな。
読了日:10月23日 著者:有川 浩
それにつけても表紙の怖さよ。
なんてことないという風でもなく 話がないというわけでもなく
一言でいえば昭和?まだ大正のような、のすたるじあもなく
野暮ったさも極まっていない薄さ。
珈琲屋さんの小説なら「こんなお茶やさん、行ってみたい」と思っても
よさそうなのに、そうは思わせない作りもの感。最後の話なんて特に。
読了日:10月29日 著者:池永 陽
殺戮にいたる病 (講談社文庫)
叙述は好きだけれど、こんな殺人の方法は必要?
殺人の場面は飛ばして、家庭のところだけをもう一度読み返してみます。
岡村孝子のファンはいやだろうな。
読了日:10月29日 著者:我孫子 武丸
FeelLove vol.16 特集:中田永一百科事典 グラビア安達寛高×中田永一 (祥伝社ムック)
特集が「中田永一百科事典」我儘なファンとしては、
結婚して子供までできてしまったのが少し淋しい・・。