麻原彰晃も救われるのですか | 微塵のごとく

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大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

死刑執行の場である「刑場」の内部が、マスコミに公開された。


自ら、死刑執行に立ち会った千葉法相が、

「刑場」の内部をマスコミにも、公開すると言っていたことが、

実現したのだ。


なぜ、今、公開するのか。


死刑制度について、見直しをしようというのとは、少し

違うような気もする。


私は、お昼の“ミヤネ屋”という番組で観ていたのだが、


元検事の土本武司氏が、かつて、自分が死刑執行の現場に

立ち会ったときの話をしていた。


死刑判決が出て、6ヶ月以内に死刑は執行されることになっている。


死刑囚は、判決後、毎日独房の中で、執行の日を待つ。


それだけでも、辛い毎日であろう。


いくら反省し、悔いたとしても、もう死刑を免れることはできない。


そして、執行の日が来る。


刑場は拘置所の地下にあるらしい。



ここからは、土本氏の話を引用させてもらう。


仏間らしき部屋で、所長から執行を言い渡される。


そして、教誨師が死刑囚に最後の話をするそうだ。


「あなたは今から、仏さまになります。

 ・・・・・・・・・・・・・ 」


国家によって、今まさに殺されようとしている死刑囚に

向かって、こんな言葉を投げかけて、どうなるのか。


自らの罪を反省し、悔いてきた死刑囚たちに、


仏さまになるのだから、心配しないで死になさい


といっているのと同じではないのか。



私は、かつて、ある研修会で、


「あれだけ悪いことをした麻原彰晃でも、

 仏さまは救われるのですか」


と聞かれたことがある。


「仏さまの側から言えば、どんな悪人でも救いたいと

 いうのが、仏の願いですから」


としか言いようが無かったことを覚えている。


教誨師の話が終わると、目隠しをされ、手には手錠が

かけられ、執行の板の上に立たされる。


そして、首に縄がかけられる。


仏さまになるのだから、心配しないで死になさい



仏の慈悲とは、本当に、そんなものなのだろうか。


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