熱中症死亡事件 | 微塵のごとく

微塵のごとく

大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

毎日猛暑が続くなか、熱中症で死亡する人が増えている。


そして、そのほとんどが、高齢者であり、


いわゆる社会的弱者である。



電気を止められ、扇風機もクーラーもない。


その日、その町は38度の猛暑。


「氷を買ってきてくれ」という父に、息子は、


氷と保冷剤を買ってきた。


「冷たくて気持ちがいい」


そう言った父は、その後、容態が急変。


電話も、携帯も持たない息子は、近所の公衆電話から


119番通報した。


救急隊が駆けつけたとき、父はもう死亡していた。



こういう事例が毎日のように、報道される。


これは、事故なのか事件なのか?


少なくとも、(予期せぬ)事故ではない。


事件である。



こういう状態で放置したら、この人は死ぬであろう。


とわかっていても、どうすることもできない。


いや、国家はなにもしていないというのが現実だ、



極言すれば、


この暑さのなか、「死ぬ」とわかっていて、


何もしないという未必の故意。



毎日、熱中症に気をつけましょうといいながら、


電気の無い人は、どうすればいいのか。


ひとり暮らしの老人はどうすればいいのか。



近代国家とは、夜警国家であり、福祉国家であるはずなのに。



広島ブログ 人気ブログランキングへ にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 60代オヤジへ
にほんブログ村

少しでも多くの方に読んでいただきたいので、

ブログランキングに参加しています