「なんとなく、日本人」でいることの心地よさ | 微塵のごとく

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大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

なんとなく、日本人―世界に通用する強さの秘密 (PHP新書)/小笠原 泰
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欧米は「考える」「主張する」「選ぶ」社会であり、

日本は「思う」「共感する」「合わせる」社会であるといわれる。



「考える」「主張する」「選ぶ」ときの主体は自分であり、

その意味で、絶対的であり明快である。


一方、「思う」「共感する」「合わせる」ことは、暗黙裡に

他者の存在を念頭に置いており、その意味で、

相対的であり曖昧である。



「人=ひと」という言葉がまた非常に日本的である。

和辻哲郎が指摘しているように、

「ひとという言葉は自、他、世人等の意味を含蓄しつつ、

すでに世間という意味をさえ示唆している」のである。



この日本人の、この曖昧さがいい!


常に他者の存在を意識しているという心地が、とても暖かい!



僕は、いつも家族のことを「思う」。

子どもたちの20年30年後は、どんなになっているのだろう。

時には、夜、寝付けないこともある。


僕と同じ境遇にある人たち、あった人たちの悲しみや

辛さに、心底から「共感」できる。

父の認知症、弟のこと、・・・・・・・・・・・・・

人間関係にうんざりして、人間不信に陥ったこと。


僕も、もういい加減、自己主張することで自分が疲弊

することを十分に身にしみて、経験した。

もう、相手にすべて「合わせて」いこうと思うようにもなった。


俺ひとりではない、みんなとともに歩む「ひとの道」を歩こう。


のこりわずかの人生。


日本人でよかった!


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