こまった人 | 微塵のごとく

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大震災からブログをお休みしていました。あれから、8ヶ月。ブログを再開しようかなと思いますが、さぁて?!

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“嘘も方便”というのが、日本文化の中に指定席として

どっしりと居座り続けている。

医学の世界では、

“ガンの告知”が社会的に認知されるまで、

医者は嘘をつくのが仕事だった。


外国へ旅行に行くと、日本人はよくだまされる。
値段のつけられない骨董品と思って買い求めたものが
たゞのお土産ものだったり。
バーの客引きに、道を尋ねられたり。
バーにたどりつくと、そこは“ぼったくり”だったり。

政治家は、もともと大嘘つきである。
人々が聞きたいと関心をもっていることについて、
政治家は堂々と嘘をつく。
今の鳩山政権も然り。

正直者は損をするのである。
正直者ばかりだと、また、堅苦しくてたまらない。

アニメも、芝居も、みんな嘘である。
絵に書いたミツバチが飛ぶはずがない。
国定忠治が、いま生きているはずがない。

テレビも、時には、嘘をつく。
いや、全部が虚像かもしれない。

そうなると、正しいものを正しいと言い切るのは
科学しかないのか。
でも、科学的思考だけでは、なにか面白くない。

人間界にも、うそつきと正直者が、ある割合で
存在しているから、結構面白いものなんだろう。

もう一度いいます。

僕は、永六輔と親戚なんです。


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