小5息子
アメリカで四谷大塚の進学くらぶ(家庭学習)に取り組んでいます。
そろそろ志望校を現実視点で見るタイミングです。
そもそも学校で何が変わるのか
年末年始に別の視点から見てみました。
まずは基礎的なとことからということで遺伝と環境の影響です。
中学受験は本質的学力には影響が小さいという現実認識からの受験校選び ①遺伝による影響 | (ameblo.jp)
中学受験で学力は身に着くが、
その差が大学受験でも維持できるかは本人のDNA次第
本人の意識が芽生えないと伸びは弱い。
②親からの遺伝 中学受験は本質的学力には影響が小さいという現実認識からの受験校選び | こまパパ親塾 中学受験日記 アメリカ片田舎からの一般受験? (ameblo.jp)
親の学力ではなく本人の才能を見つめる
そもそも中学受験は、大学受験や社会人で活躍してもらうため。
そのためには何が必要か。
もし、学力のような認知能力で敵わなくても、非認知能力を鍛えるという方法もあります。
非認知能力ということばが流行りました。
その一つのGRITも流行りました。
GRIT(グリット)とは?やり抜く力「非認知能力」 | コエテコ (coeteco.jp)
Guts(度胸):困難なことに立ち向かう能力
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける力
Initiative(自発性):自分で目標を見つける力
Tenacity(執念) :最後までやり遂げる力
親から独立し、社会人で活躍するにはこれらの力が必要だと思います。
しかし、残念ながらGRITは学力には影響しないようです。また、成功バイアスもあるかもしれません。
とはいえ、これらは後天的に鍛えられると聞くと、そこも踏まえて志望校を検討したい。
GRITを伸ばす方法とは?
1)家族全員(親も)ひとつは “ハードなこと” に挑戦する
学校の友達でも良いのかもしれません。
2)“ハードなこと” は自分で選ぶ
3)“ハードなこと” は変えてもいい
グダグダと継続するのではなく、見切りを付けて次にチャレンジする事も大切な事です。
4)高校生になったら、“ハードなこと” を2年間は続けなければならない
成長によっては中3や大学生でも良いのかもしれません。
大学受験もハードなことかもしれませんが、
高校受験という中断期がない状況は
何かを2年以上続けるかんきょうとして
中高一貫校は良いのかもしれません。
そんな感じで、自分で選んでハードなことに取り組めそうという視点で
志望校を選んでいきたいと思います。
学力は本人次第しか伸びないとなると、
本人がやりたいことができる方針の学校が良いのかもしれません。
今、やりたいことが6年間やりたいこととは思っていませんので、
選択肢が多い、途中参加が可能というくらいの方がよいでしょう。
(日本にそんな学校はあるのでしょうか?結局は親の寛容さ次第?)
しかし下の解説をよく読んでみます。
非認知能力とは―成果に影響を与える「認知能力」以外の重要性 - 『日本の人事部』 (jinjibu.jp)
1970年代から低所得層のアフリカ系アメリカ人家庭の幼児を2グループに分けて、追跡調査を行っています。
一つのグループは小学校に入る前に教育を行い、もう一方のグループには教育を行いませんでした。
将来のIQへの影響度を測ることを目的に行われた実験でしたが、結果としてIQに差は見られませんでした。
しかし、就学前に教育が行われたグループには「非認知能力」の向上が見られ、
成人してからの犯罪率や離婚率、生活保護に頼る割合も低くなることがわかりました。
つまり、我が家で
中学受験の前から、子供が小さいころに行っていた教育は
IQには影響はなかったかもしれませんが(泣)、
非認知能力を上げることに役立っていた可能性が高いのです。
みなさんの教育ならなおさら効果があるはずです。
(我が家は低所得アフリカ系アメリカ人ではないので、日本人への効果は不明ですが。。。)