「明瞭に意識された虚構は、意識されていると言う一点において、誰もが共有可能な〝現実〟たり得る。」
わかった様な、わからない様な、プロローグのナレーションに、はぐらかされながら、映画と言う虚構世界を楽しみました(笑)。
「立喰師列伝」や「真・女立喰師列伝」の〝胡散臭さ〟と「アヴァロン」の〝無機質さ〟が巧く混じりあった感じです。
いつか、ゲームの世界が〝現実〟となる時代が来るのかもと思いながら、押井守監督の過去の作品を思い出していると、
近年の「イノセンス」「攻殻機動隊」よりも、昔の「うる星やつら:ビューティフルドリーマー」との重なりを強く感じました。
日本のSFエンタメ作品としては、良作だと思いますが、現実世界でのドラマがあると、もっと良かったです。
是非、続編を作って欲しいですね。
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