SM大会行きました。⑦ | ヤマモト探険記

ヤマモト探険記

気の向くままの街歩き。

逆さに吊った女を更にいたぶる男…
身悶える女…

いつまでも無言のままの女に、男の方が根負けしたか、女の顔を覗き込むと…

突然、男は何かに気が付きます。
それまで、激しく折檻していた男の手を止め、憎しみに満ちた怒声を詰まらせる何かでした。

女の顔を覗き込みながら、男は女の身体を抱え、逆さに吊っていた縄を次々と外して行きます。
女を降ろし、今度は、身体を締めている縄を解いて行きます。

全ての縄を解き、女を抱きしめる男。

何かを悟った男の顔。
至福に満ちた女の顔。

寄り添いながら、歩き出すふたり…

抱擁する二人を残し、両の幕が動き、閉まりきる寸前に舞台か暗くなりました。
ホッとし「終わった」と思ったとき、一度閉った幕が再び開き、舞台がパッと明るくなりました、そして、そこに見えたのは…

女の首を締める男の姿でした。


この、ほとんど会話の無い二人劇は、観る者により、どの様にも解釈できるものでした。
その辺りは、“劇”というより、ストリップに近い気がします。

縄会で観た時のパフォーマンスも、大変素晴らしいものでしたが、今回はより一層厚味が増していました。
今日の料金は、十分取り返せたと思います(笑)