エリザベス女王がご逝去されましたね。
在位70年というのは、在位62年だった昭和天皇よりも長く、
他国の元首ながら、何と言うか一つの時代が終わった感じがします。
ところでアメリカのバイデン大統領が「安倍元総理の国葬には
参列しないのに、エリザベス女王の国葬には参列する!」
と揶揄している記事を目にしたのですが、そんなに
驚くことでしょうかね?
そもそもエリザベス女王はイギリスの現国家元首だった方で
それに対して日本の国家元首は天皇陛下で、しかも安倍さんは
現総理ではありません。
なので日本からは同格に相当する天皇陛下が、アメリカからは
同じく同格のバイデン大統領が参列される訳なので、
何の不思議もないのに、こんなことをいちいち取り上げている方は
立憲君主制と共和制の違いも知らないのではないでしょうか。
そもそも、安倍元総理の国葬に誰が来るとか来ないとか、
来てくれる方を値踏みしているみたいでとても下品だなーと思います。
忙しい中、日程を調整してわざわざ来てくれるモディ首相や
トルドー首相、オーストラリアに至っては現首相と歴代3人の
元首相が来てくれるというのに、失礼な話しですよね。
同じ日本人と思われたくないくらい恥ずかしいです。![]()
前置きが長くなってしまいましたが
エリザベス女王ご逝去の
ニュースに触れて、昔観たことがあるのですが改めて観ました。
「英国王のスピーチ」
エリザベス女王のお父さんであるジョージ6世の物語です。
~感想 ネタバレ無し~
主演は名俳優のコリン・ファース。キングスマンでお馴染みですね。
また助演にこれまた名俳優のジェフリー・ラッシュ。
代表作はたくさんあるのですが、私の中ではパイレーツオブカリビアンの
バルボッサのイメージがとても強いです。![]()
他にも名俳優・女優がずらりと出演しているのですが、
私の中では「ハリーポッター率高し」でしたね。
ジョージ6世の妻エリザベス妃役に
ヘレナ・ボナム=カーター (ベラトリックス・レストレンジ)
ジョージ5世役に
マイケル・ガンボン (ダンブルドア)
ウィンストン・チャーチル約に
ティモシー・スポール (ピーター・ペティグリュー ”ワームテール”)
特に悪役のイメージが強いヘレナとティモシーは
今回の役柄ではイメージをガラっと変えて熱演していて
とても良かったです。
物語全体については以前も観たことがあり、また史実に基づいて
展開していくので特筆することはあまり無いのですが、
日本の王室と比べるとイギリス王室は結構自由というか、
お国柄だなーと思うところが多かった印象です。
また、日本と比べると国のトップの演説が国民の心を掴み、
国全体を動かしていく力があるという点については
日本人も見習うべきところかも知れませんね。