今日の出来事:
今日は仕事でした。こちらは朝方雨が降っていたのですが、その後、かなり蒸し暑くなってしまい、会社もさすがにスポットクーラーを出してくれました。急な暑さでしたので、ちょっと気分が悪くなったくらいです。
このところ、この項でも映画の話ばかりですが、そんなに気になる出来事もないので、まあいいかと思っております。
●小説「わが心臓の痛み」by Michael Connelly
テリー・マッケイレブ・シリーズの第1作目です。これはクリント・イーストウッド主演監督作品「ブラッドワーク」として映画化されました。が、ストーリーは、小説とは大幅に変更されたものでした。僕は中学生くらいからイーストウッド・ファンなので映画から先に入り、それで興味を持って小説を読んだ口なのですが、小説はかなり難解ですし、しかも映画版とでは犯人が違うんですね(これは遺憾)。
・・・でも、同時に仕方がないなと思いました。小説は犯人にたどり着くまでにかなりのエピソードを踏まえ、また、主人公の過去の何件かの事件にまでまたがり、本当にくどいくらいに遠回りするんですね。ですので、それをたった2時間のシナリオにまとめるのは確かに困難だと思いました。
で、結果、タイトルの(Blood Work)というところに重点を置き、謎解きを押さえ込んだ結果、犯人を変えるという手っ取り早い方法に至ったということでしょうか。そのせいで、最大のテーマである主人公の苦悩や葛藤まで押さえ込まれてしまっっていた気がしてなりません。原作があるものは普通の作品と違って、既に原作者も、その読者まで居てしまうわけですから、決定的な部分をあっさり変更するのはどうかなと思うのです。単なる「ダーティー・ハリー」の続編的な(2作目以降のテーマを置き去りにしたタフなヒーロー像としての)マッチョなアクションに成り果ててしまった感じがしました。
イーストウッド・ファンとしては、彼が銃を持って走ってるだけで、それで十分楽しめるんですが、もし彼の主演でなければおそらくもっと酷評されていたのではないかと感じます。逆に、すごいなと思うのは、あれだけシナリオを変え、結末まで変えている作品なのに、そんなに悪い声は聞こえてこないということなんですね(ここが気にかかったとこなんですが)。これもイーストウッドの力でしょうか。
まあ、誉められるところもありまして、薄っぺらくなりがちな他の登場人物のキャラクターが立っていたんですね。小説でも各人物について細かく説明されていましたが、多少変更は加えられているものの、それぞれ印象のある人物像ができていました。そういったところで、ある程度の水準が保たれたのかもしれません。
まあ、かなりくどく書きましたが、別な意味で楽しめたので、嫌いな作品ではないんです。
ただ、後に小説を読んで、現在のイーストウッド作品を見ていると、この作品も視点を変えていればもっと水準の高い作品になったのではと思い、もったいなく感じたんですね。
今日の作曲:
PCへの録音方法、原因がなんとなく判明。また、休日に実行予定。
今日の音楽:
今日は文章が長くなったので、小休止。
今日の何か:
「天使と悪魔」(GWに鑑賞したのですが。)
前作「ダヴィンチ・コード」に比べると、やや展開も緩やかで分かりやすくなっていたと思います。だが、如何せん犯人がすぐに予想出来てしまうんですね(配役の時点で、バレバレなんですが)。だから、その分もう少し犯人の探しの部分を難解にしてもよかったのではないかと思いました(原作はどうなんでしょうかね?)。
逆に「ダヴィンチ~」は犯人に行き当たるまでのエピソードとそれについての解説が多すぎて、勝手にさくさく進められて観客がついてこれないという感がありましたので、この手の小説の映画化は難しいのはよく分かりました。作品としてはそこそこ楽しめる出来だったと思います。
今日はおしまい。