17世紀の「公文書改ざん事件」その一部始終②[韓国の大河ドラマが描く「朝鮮出兵」] | 跡部蛮の「おもしろ歴史学」

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  宗義智は、日本でこそ知名度がいま一つの武将ですが、韓国内で宗義智というと、朝鮮の民衆を七年にわたって苦しめた秀吉の朝鮮出兵(韓国では壬申倭乱といいます)の先兵。

 

 悪人で通っています。

 

日本の植民地支配を脱した光復七〇周年(2015年)を記念して制作されたKBS大河ドラマ『懲毖録(ちょうひろく)(壬申倭乱を記録した朝鮮の史書)』でも、朝鮮出兵の手先となった武将として描かれています。

 

義智が文禄元年(1592)四月、岳父の小西行長とともに日本軍の先鋒として釜山鎮城を攻め立てたのは事実です。

 

義智は悪人なのか、それとも、日朝友好のヒーローなのでしょうか。

 

宗氏はもともと対馬の守護代の家柄でした。

 

宗氏もまた、下剋上の風潮に乗って成り上がり、李氏朝鮮から貿易上の特権を与えられていました。

 

ところが、秀吉に臣従せざるをえなくなり、秀吉の九州攻めの帰路、筑前筥崎(福岡市)に出迎えた義智は、対馬一国を安堵されますが、秀吉から朝鮮出兵の意思を告げられます。

 

日朝関係が良好であって初めて貿易の利益をえられる対馬の島主としてはむろん反対でしたが、秀吉には逆らえません。

 

 やがて、その義智に秀吉からとんでもない要求が下されます。

 

(つづく)

 

 

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