本の紹介(メディアファクトリーより)
あの人がいる場所にくると、胸の奥がすこし、苦しくなる…。恋心の不変と変遷、そして魂の彷徨-。ひとりの少年を軸に描かれる、心に沁み入る3つの連作短編集。
“どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。”
【第一話】東京の小学校に通う遠野貴樹(たかき)と篠原明里(あかり)。二人は常に一緒にいたが、先に明里が転校し、その後貴樹も転校することに。遠く離れ離れになってしまう前に再会を願うふたり。彼らのうえで永遠と瞬間が交錯し、ふりそそぐ。
【第二話】種子島に暮らす高校三年生の澄田花苗(かなえ)の心を占めているのは、東京から転校して来た貴樹の存在。花苗にとって彼はいちばん身近で遠い憧れ。切なく揺れる思いを抱えながら、花苗にとっての夏が過ぎてゆく。
【第三話】貴樹は大学進学のため上京し、いくつかの恋をし、またそれらを失った。卒業後、ソフトウェア開発企業に就職した貴樹は、仕事で出会った水野理沙(りさ)に惹かれていくが……。
感想
秒速5センチメートルはアニメ映画として上映されたものの小説版で、映画監督自らが書いた小説です。
映画を先に観て心にくるもの、すこし補足されている部分がないかなと思い小説版を読んでみました。
実際映画ではわからない事を理解できたと思います。
1~3話全て登場している遠野貴樹の小学生~社会人になるまでの歴史がわかりよかったと思います。
特に、映画では約10分ぐらいしかなく観る人に考えさせる内容だった三話『秒速5センチメートル』を小説版ではかなり書き足してくれていたのはうれしいかぎりです。
感想(ネタバレあり)
夏服にとって映画版は心が痛くなる作品でした。
『転校』により互いに愛しあっていた二人が永遠の別れをする。
夏服も親の仕事の都合により4回の転校をして、毎日のように遊んでいた友達と離れ離れとなり今まで一度も再会していないのを思い出しました。
今の用に携帯電話もなく別れたらそれでおしまいだった時代。
そう思っていたので貴樹と明里の二人は遠く離れ離れになってしまっても互いに想いあい幸せになって欲しいと応援しながら観ていました。
しかし、
物質的距離が遠くなったことにより、精神的距離もだんだん離れていき、ついに二人は音信不通となり年月が過ぎていってしまいました。
・°・(ノД`)・°・
ああ、駄目だ自分もそうなんだ、おそらくもう会うこともない友達もいるのだろうな.....
以上です。