観た、『映画 プリキュアオールスターズDX2』 | Joon's blog

Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』を観ました。

 

シプレとコフレが指定した場所に向かったつぼみとえりか。

そこは海の上に浮かぶ、1000年に1度開くというレインボージュエルの力により作られた、人間と妖精が入り混じる遊園地フェアリーランド。

つぼみとえりかはシプレとコフレと無事に再会、ひょんな偶然から知り合ったラブたちと仲良くなり、共にフェアリーランドのアトラクションを楽しむ事に。

そこに現れた怪しげな4人がフェアリーランドを襲撃。つぼみとえりか、そしてラブたちもプリキュアに変身し、これを退却させる。先の4人は深海の闇ボトムの手下で、そこにはラブたちフレッシュプリキュアと戦ったノーザの姿もあった。

ラブたちだけではない、全てのプリキュアと合流したつぼみとえりかは、レインボージュエルの力で世界を暗闇にしようとするボトムの企みを阻止ようとするが……といったお話。

要約すると、ハートキャッチプリキュアまでの全プリキュアが一堂に会し、世界を守るために戦う話です。

 

シリーズの垣根を超えて一堂に会する、いわゆるクロスオーバー作品の第2弾。

公開当時の最新作『ハートキャッチプリキュア!』を始めとするプリキュアが全員集合し、その数は総勢17人。今に思えば、まだまだ少ないですね(笑)。

ちなみに、本作の時点でのハートキャッチ勢はまだ2人。いつきはまだ、ゆりさんはもう変身できない頃の話です。

 

プリキュアのみならず、サポート役の妖精まで総登場する上に、それら全てに個性を与えるくらいの出番(や台詞)を与えるんだから、脚本は大変だったでしょうね。

さらに、隙あらばセミレギュラーを数多く登場させるんだから、テレビシリーズを見ていた人に向けたファンサービスも行き届いています(この辺は大きなお友達を狙ってるはず)。

 

そんなボトムの手先となるのは、かつてプリキュアたちが倒した敵組織の幹部たち。いわゆる再生怪人ね。

さすがに悪のオールスターズというわけには行かないでしょうが、敵であっても顔馴染みの面々が再登場するのは熱いですね。こいつぁ、女児向け作品に留めておくには勿体ねーぞと(笑)。

とは言え、半分くらいは所属と名前を忘れてたんですが、『ふたりはプリキュア Splash Star』の敵組織ダークフォールの幹部は割と覚えてたよね。声優のアクが強すぎる芝居のせいか、あそこは強烈なキャラが多くて…。

 

そして、これはちょっと驚ける事なんですが、モブキャラを除けば今作の新規キャラって大ボスのボトムだけなんですよ。アニメバカが大嫌いな(笑)、話題作りのための有名人キャストも見当たりませんし。

ほぼテレビシリーズのレギュラーだけで映画を作れる好例です。

サブ的なレギュラーを含めた声優の数も尋常じゃない、“プリキュアオールスターズ”というより“『プリキュア』オールスターズ”と記すのが正確ですね。

 

これは『~DX』シリーズの弱点ですが、キャラが似てないというか可愛くないんですよね。

だからって原画がダメなのではなく、これは各プリキュアで異なる絵柄を画一化するための手段なんだろうと解釈。ハートキャッチ勢なんか頭身が違うもんね(笑)。

動画に関してはかなりレベルが高く、これこそがアニメーション本来の姿。

プリキュアの殺陣も凝っていて、アクション監督がいるのかと思わせるくらい。

キャラ以外にも、フェアリーランドが崩壊していく様を描く1カットは目を見張ります(しかも手描き!)。媒体はアニメでも、ハリウッドの大スペクタクル作品に匹敵するような真似をしているんですよ。

 

**********

 

**********

配信もBlu-rayも、もうこの程度のものしか扱いはないみたいですね。廉価版でも出せばいいのに。

 

Blu-ray版の映像特典にあるエンディングのコンプリート版、工藤真由さん&池田彩さんによるプリキュアメドレー(フルコーラス!)に合わせ、プリキュアたちがステージでパフォーマンスを見せる映像は今の目で見ても見劣りはしません。一見どころか必見モノですよ。

 

 

==========

観た、『映画 プリキュアオールスターズDX』

観た、『映画 プリキュアオールスターズDX2』