観た、『映画 プリキュアオールスターズDX3』 | Joon's blog

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支離滅裂

『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』を観ました。

 

ハミィを連れてショッピングモールにやって来た響[ヒビキ]と奏[カナデ]は、開催されていたファッションショーに乱入してしまった事をきっかけに、二人がプリキュアだと怪しむ少女たちに出会う。

そこへ空から大勢の妖精たちが舞い降りてきただけでなく、魔女の一群までも現れショッピングモールは大パニックに。

これに立ち向かおうとする響と奏、そして先の少女たち。実は少女たちもプリキュアで、魔女たちはかつて彼女たちが倒した敵だったのだ。

魔女たちを闇の力で蘇らせたブラックホールは世界を闇に包むため、妖精と人間の世界を繋ぐ力を持つというプリズムフラワーを枯れさせようとしていた。

ブラックホールの企みを阻止するため、魔女たちと戦うプリキュアたちだったが、3つの世界に飛ばされてしまう。心強い仲間と分裂させられ、プリキュアたちは力を発揮できず……といったお話。

要約すると、チームを分裂させられたプリキュアたちが気持ちを一つにしようとする話です。

 

オールスターズDXシリーズ第3作、かつ最終作です。

基本的にやってる事は前2作と変わらないけど、チームの垣根を超えたプリキュア同士のやり取りが増えたのが見どころかな?

前2作で訪れる危機はせいぜい世界規模でしたが、今作でのそれは地球規模という大スケール。地球を覆うくらいの巨大な敵が雲を突き破ったりする終盤はちょっとしたスペクタクル映画とも呼べるくらいで、エヴァンゲリオンでも出てきそうな雰囲気(笑)。

このくらいドデカい風呂敷を広げる事こそ、娯楽映画の醍醐味ってやつですよ。

 

本作のキーとなるプリズムフラワー。

古今、プリキュアシリーズは妖精が人間界にやって来るのが常ですが、二つの世界の行き来が可能になるのはプリズムフラワーの恩恵によるものなんだそうです。

なにげにシリーズ最大級レベルで重要な存在ですが、まぁここだけ設定なので、それを念頭に置いて設定を起こしているスタッフは誰もいないと思います(笑)。

 

プリキュアだけでなく、キャストに関してもオールスターズです。

プリキュア・妖精・敵を含めれば総勢……もう数えるのも一苦労するので割愛します(笑)。

2011年の作品ですが、当時としてもあれだけの声優を一堂に会せられたのは偉業だし、これはもっと注目(&評価)されてもおかしくないんだけど…。

そんなだからか、話題作りのためにタレントをゲスト声優に使う余裕なんか1ミリもなかっただろうねぇ。

 

前作はテレビシリーズの敵幹部がオールスターズでしたが、今作では各作品の劇場版に登場した全ての敵が勢揃い。

まさかオールスターズDXシリーズの敵まで出てくるし(紹介程度ですが)、ここまで来るともうマニアックの域に達していて、あれらを全員知っているちびっ子はそんなにいないんじゃない?

 

作画に関しては、そこまでこだわるの?というくらいに気合いが入ってます。

特にそう思わせるのは各プリキュア個別の必殺技で、いわゆるバンクによる使い回しで済ませたいところでしょうが、衣装が変わってしまえばそれもできない。

なら全員が一丸となるような技に逃げてもいいものなのに(笑)、わざわざ衣装を描き替えた上で、数々の敵を倒してきた一連の技を再現させるんだから、ただただ圧巻のひと言。ようやるわ…!

ただ、顔に関しては作画監督は青山充さんなので、相変わらず可愛くないカットが多めなのは目をつむろう…。ところどころで気迫を感じるカットも多いんだけどね。

 

クライマックス、変身前のプリキュアそれぞれが、最も仲がいい妖精を抱っこするカットがありますが、その組み合わせにもこだわりがあるんですよね。

のぞみとココはもちろん(これはちょっと薄めに感じたけど)、かれんとミルク、こまちとナッツ、うららとシロップといった具合に、テレビ版を見ていた人なら納得どころかちょっとした感動すらするんじゃないかな?

妖精と人間がもう会えなくなると知って、ミルクが真っ先にかれんに抱きつくシーンは泣きそうになったよ…!

 

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Blu-ray版の映像特典は、映画の宣伝番組や舞台挨拶の模様を収録。

そういえば今作では恒例のダンスがなかったんだなぁ…。

 

 

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観た、『映画 プリキュアオールスターズDX』

観た、『映画 プリキュアオールスターズDX2』

観た、『映画 プリキュアオールスターズDX3』