観た、『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル』 | Joon's blog

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『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98』を観ました。

 

レストランで強盗と出くわしたタカとユージ。いつものごとく派手な銃撃戦になった挙げ句、ユージだけが店から多額の損害賠償を請求される。

賠償金を稼ぐため、サイドビジネスとして透に紹介された場所に着いたユージは、武装した二人組に狙われる。二人を返り討ちにしたユージは、現場から大量の銃器を発見する。

後日、ユージの元に一通のメールが届く。先の銃器を返さない限り、警官を一人づつ殺していくというのだ。差出人はFBIにも目を付けられている城島という男で、NETという謎の組織も浮かび上がる。

一方、港署では一日署長を務めるアイドル風吹明日香のイベントが進められ、タカが彼女の警護を任される。

警察を出し抜いて銃器を奪還したものの城島は港署を襲撃、その目的はどうやら明日香らしい。二人の因果関係を訝しみながらも城島に挑むタカとユージだったが……といったお話。

 

映画としては第5作である『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』には前日譚があり、それに当たるのが本作。TVスペシャルと映画をリンクさせた企画だったようです。テレビの続きは映画でねっていう、ちょっとカチンと来るやつ

両作とも、それぞれ単作として見ても話は通じますが、多少ながらも興味があればどっちも観ておきたいですよね。

俺ッチの場合は『~THE MOVIE』の後に本作を観たんですが、城島というキャラを知れたのが一番の収穫でした。続編である『~THE MOVIE』にも登場しますが、このスペシャル版を見ておくと、かなりの強敵である事が分かります。

 

城島とは逆に、明日香が『~THE MOVIE』では1ミリも出番がないのは腑に落ちませんね。役目はもう本作で十分に果たしたとは言え、顔出し程度でも登場して欲しかったよ。

そんな明日香が重要な役である事が分かるのは尺の半分以上も過ぎたあたりですが、唐突なのに加え、ちょっと無理があるんだよね。前半でもう少し伏線を張っておいたほうが良かったんじゃないかと。

 

ずいぶんお金が掛かってそうだと感じさせる派手な画作りがいいですね。

所詮はテレビの特番程度、映画に比べりゃショボいんだろ?という先入観を(まぁまぁ)ブチ壊してくれます。

特に港署内での城島との銃撃戦なんか、テレビとしてはやりすぎなくらいじゃない?

やりすぎと言えば、血の表現が割とリアルで、古い作品にありがちなオレンジとかピンクがかったような(笑)興ざめするような色ではないのが好印象です。

ラストカットなんて、テレビでそこまでやる?と思わせるくらいこだわってますよね。

 

タカのハーレー芸(笑)がお約束であるなら、ユージのそれは犯人を追う際の全力疾走。もちろんBGMは『ランニング・ショット』(笑)。

本作が放送されたのは1998年。柴田恭兵さんの生年である1951年から計算すると、当時47歳!

アラフィフであんな走力のある俳優はなかなかいませんよ? しかも、かなりの距離を走ってるんだから、ま〜若い!

 

『俺たちはアナログで行くぜ』

というタカのセリフのように、もっと走って撃って痛め付ける(笑)ような痛快さがあってもいいんだよね。 

近年のドラマに登場する刑事って頭脳職の印象が強く、あまり身体を動かしてなさそうに思えるのは気のせいでしょうか?

刑事ドラマにアクションは付き物どころか、不可欠なんだぜ!

 

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今回、俺ッチが観たのはBS松竹東急で放送されたものだったんですが、んま~画質が悪すぎて噴飯モノでした。特にオープニングなんか、目も当てらんねーよ。

↑のBlu-rayも画質が悪いというレビューが多いけど、同じレベルなんですかね?