観た、『デイズ・オブ・サンダー』 | Joon's blog

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『デイズ・オブ・サンダー』を観ました。

 

ストックカーレースのチームを抱えるティムは、かつてメカニックを担当していたハリーを訪ねる。ティムの元にやって来た新人レーサー、コールの腕前を共に見て欲しいというのだ。実力と野心に富んだコールの走りに才能を見い出したハリーはチームに復帰する。

ハリーの助言が重なり、粗削りだったコールの走りはますます磨きが掛かり、前年度のチャンピオンのラウディにまで肉薄するが、トップを競り合うレース中、二人は大クラッシュを起こし負傷してしまう。

治療を担当するクレアと親しくなり、徐々に復調するコール。しかしラウディには後遺症が残り、レースの復帰は絶望的に…。

いよいよレースに復帰するコール。コールが不在の間に代役として雇われ、頭角を現してきた新人ラスの挑発を受けるコールは、知らずのうちにレースへの恐怖を感じ始め……といったお話。

 

「なぁ、『デイズ・オブ・サンダー』ってどんな話?」

「ああ、戦闘機を車に置き換えた『トップガン』だよ」

といった説明は、あながち間違いではありません(笑)。

トム・クルーズさん演じる若者が才能を発揮→仕事も順調→女性と付き合い始める→アクシデントが発生し、どん底に→女性にフラれる→傷心の中、一念発起→苦悩を乗り越え復活→女性も戻ってきて一件落着――といった感じ。

そんな本作『デイズ・オブ・サンダー』に『トップガン』と『カクテル』を加えたものを、個人的にはトム・クルーズ青春3部作と勝手に紐づけています(笑)。

余談ですが、このところ当ブログでは加山雄三さんの若大将シリーズの記事が多いですが、トムクル青春3部作も若大将シリーズに通じるものを感じます(笑)。これで歌までこなせれば、まさにアメリカの若大将!

 

“戦闘機を車に置き換えた『トップガン』”という表現はそこまで冷やかしめいたものでもなく、特にストックカーレースの迫力は30年以上も前の作品である事を忘れさせます。監督もトニー・スコットさんだしね。

かなりのスピードでブッ飛ばすだけでなく、レース中のバトルやクラッシュは大画面で見るほど身震いします。コール車がクラッシュするカットとか、死人が出てもおかしくないくらいの激しさで、間違いなく見どころの一つです。

ところで、劇中にも出る用語である”NASCAR”って何?という疑問が浮かびますが、例えばNBA=バスケというように、NASCAR=ストックカーレースといった関係だと解釈しています。違ったらスマン。

 

カーレース=アクションシーンだけでなく人間ドラマも良いんですよね、チト青臭い青春感があって。

序盤はライバルとしてバチバチだったコールとラウディ。レースの最中なら当然ですが、サーキット以外の場でも常に速さを競っているのが微笑ましいんですよ。公道とか病院内とか(笑)。

けど、同じレーサーとして、長く顔を合わせていればお互いを理解するもので、退院後にはライバルというより親友のような関係に発展します。こういうところがTHE青春!って感じ。残念ながら、事実上“ライバル”という関係は消滅してしまうんですが…。

ラウディを演じるマイケル・ルーカーさんは、『クリフハンガー』でも似たようなポジションの役を演じていましたね。

 

そういえば先日、トムさんが本作の続編を考えているとのニュースがありましたね。

よっぽど『トップガン マーヴェリック』に気を良くしたんでしょうが、こちらはあそこまでの知名度はないので興行面において不安要素が大きいんじゃないかなぁ。

…今度はラウディの息子ですかね、息子商法も大概にせぇって! ここまで来たら『カクテル』の続編までやっちまえ(笑)!

 

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Blu-ray版は、映像特典は予告編のみというショボ仕様です。吹替版があるだけマシかな?